top of page

ホーム

選ばれる理由

この症状
​大丈夫?

施工事例

​外壁ブログ

会社概要

受付時間:9:00-17:30

外壁塗装の下塗りはなぜ重要?平塚市で失敗しないための基礎知識

  • 8月4日
  • 読了時間: 28分
外壁塗装の下塗りはなぜ重要?平塚市で失敗しないための基礎知識

外壁塗装を検討するとき、多くの方が気にするのは、仕上がりの色や上塗り塗料の耐用年数、工事費用ではないでしょうか。


しかし、外壁塗装の品質を左右するのは、完成後に見える上塗り塗料だけではありません。むしろ重要なのが、上塗りの前に行う「下塗り」です。


下塗りには、外壁と仕上げ塗料を密着させる、劣化した外壁への塗料の吸い込みを抑える、外壁表面を補強するといった役割があります。適切な下塗りが行われていなければ、どれほど高性能な塗料を使用しても、早期の剥がれや膨れ、色ムラなどにつながる可能性があります。


特に平塚市は、海に近い地域と内陸側の地域で住宅が受ける影響が異なります。海沿いでは潮風や塩分、内陸側でも紫外線、湿気、風雨、日当たりなどを考慮しなければなりません。

この記事では、外壁塗装の下塗りが重要な理由、シーラー・フィラー・プライマーの違い、自宅に合う下塗り材の選び方、見積書で確認したい項目まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。


塗装工事で失敗しないために、上塗り塗料の価格や耐用年数だけでなく、完成後には見えなくなる下塗り工程にも目を向けてみてください。



【この記事もチェック】

外壁塗装を検討する時期については、築年数だけでなく、チョーキングやひび割れ、塗膜の浮きなどの劣化症状から判断することが大切です。詳しくは「平塚市で外壁塗装・屋根塗装をするタイミングはいつ?」で解説しています。



外壁塗装の下塗りは仕上がりと耐久性を左右する重要工程


外壁塗装の下塗りは仕上がりと耐久性を左右する重要工程

外壁塗装の下塗りは、仕上げ塗料をきれいに見せるためだけの工程ではありません。

下塗りには、外壁と上塗り塗料をつなぎ、塗膜が安定して密着できる状態をつくる役割があります。下塗り材や下地調整材は、下地の状態を整え、仕上げ塗料との密着性を確保するために使われます。


下塗りとは外壁と仕上げ塗料をつなぐ最初の塗装工程


一般的な外壁塗装では、高圧洗浄や補修、養生などを終えたあとに下塗りを行います。

下塗りは、外壁の表面に最初に塗布する塗料です。外壁材と、その上に塗る中塗り・上塗り塗料の間に入り、両者を密着させる接着剤のような働きをします。

ただし、実際には家庭用の接着剤のように、何にでも同じ材料を使用できるわけではありません。


外壁材が窯業系サイディングなのか、モルタルなのか、コンクリートなのか、リシン仕上げなのかによって、適した下塗り材は異なります。既存の塗膜や劣化状態、上塗り塗料との相性も確認しなければなりません。

そのため、見積書に「下塗り」と記載されているだけでは、十分な判断材料にならない場合があります。


下塗り・中塗り・上塗りにはそれぞれ異なる役割がある


外壁塗装は一般的に、下塗り・中塗り・上塗りの順番で進みます。

下塗りは、外壁表面を整え、仕上げ塗料を密着させる工程です。

中塗りは、必要な塗膜の厚みを確保し、塗料が持つ保護機能を形成する工程です。

上塗りは、色や艶を整えながら塗膜を仕上げ、紫外線や雨風から建物を守る工程です。

3回塗りであれば、すべて同じ塗料を3回重ねるわけではありません。下塗りには下塗り専用の材料を使用し、中塗りと上塗りには仕上げ用塗料を使用するのが一般的です。

ただし、製品によっては下塗り・下地調整・中塗りの複数の機能を備えたものもあります。工程数だけを見て判断するのではなく、採用する製品の施工仕様を確認することが大切です。


見えなくなる工程だからこそ施工品質に差が出やすい


下塗りは、中塗りと上塗りを重ねると見えなくなります。

完成後の外観だけを確認しても、適切な下塗り材が使用されたのか、必要な量が塗られたのか、十分に乾燥させたのかは分かりません。

そのため、下塗りは施工業者の姿勢が表れやすい工程でもあります。

山口塗装建業では、下塗りを含む完成後に見えなくなる工程も記録し、施工状況を確認できるようにすることを重視しています。


見積もりを比較するときは、完成後の色や価格だけでなく、下塗り材の商品名、施工面積、塗装回数、下地処理の内容まで確認しましょう。



【この記事もチェック】

下塗りを含む外壁塗装全体の順番や、各工程にかかる日数については「平塚市の外壁塗装は何日かかる?工事の流れ・期間・注意点」で詳しく解説しています。




外壁塗装で下塗りが必要な5つの理由


外壁塗装で下塗りが必要な5つの理由

下塗りには、主に5つの重要な役割があります。

外壁と塗料の密着性を高めるだけでなく、外壁への塗料の吸い込みを抑え、下地を補強し、塗りムラを防ぎ、上塗り塗料本来の性能を発揮させます。


外壁と上塗り塗料の密着性を高めるため


下塗りの最も重要な役割は、外壁と上塗り塗料の密着性を高めることです。

外壁材の表面に、そのまま仕上げ塗料を塗っても、十分に密着しないことがあります。外壁表面が劣化して粉っぽくなっていたり、既存塗膜との相性が悪かったりすると、塗装後に剥がれや浮きが発生する可能性があります。


下塗り材を介在させることで、外壁と仕上げ塗料が密着しやすい状態をつくります。

ただし、浮いている旧塗膜や、簡単に剥がれる塗膜の上から下塗りをしても、根本的な解決にはなりません。先に劣化した塗膜を除去し、必要な下地処理を行うことが重要です。


劣化した外壁への塗料の吸い込みを抑えるため


経年劣化した外壁は、表面が乾燥し、塗料を吸い込みやすくなっていることがあります。

下塗りをせずに仕上げ塗料を塗ると、場所によって吸い込み方に差が生じます。その結果、色ムラや艶ムラが発生したり、必要な塗膜の厚みを確保できなかったりする可能性があります。


シーラーには、下地へ浸透しながら吸い込みを抑える役割があります。製品によっては下地を補強し、上塗り塗料との密着性を高める機能も備えています。

外壁全体が同じように見えても、南面と北面、日なたと日陰、雨が当たりやすい場所と当たりにくい場所では、劣化状態が異なることがあります。


山口塗装建業では、外壁全体を一律に判断せず、方角や立地、傷み方の違いまで確認したうえで下塗り材を検討します。


外壁表面を補強して塗装できる状態に整えるため


劣化したモルタルやリシン外壁では、表面がもろくなっている場合があります。

そのまま塗装すると、塗料は外壁表面に付着していても、下地そのものが弱いため、塗膜ごと剥がれる可能性があります。


浸透性のある下塗り材を使用すると、弱くなった下地へ浸透し、表面を補強できる場合があります。

ただし、すべての劣化を下塗りだけで補修できるわけではありません。大きなひび割れ、欠損、浮き、内部への雨水浸入などがある場合は、先に適切な補修を行う必要があります。

「下塗りをすれば何でも直る」という説明には注意が必要です。


小さな凹凸を整えて塗りムラを防ぐため


フィラーやサーフェーサーと呼ばれる下塗り材には、外壁表面の細かな凹凸や巣穴、微細なひび割れを整える役割があります。

表面が均一になることで、上塗り塗料を塗ったときの塗りムラを抑え、仕上がりを整えやすくなります。


例えば、モルタル外壁やリシン外壁では、表面に細かな凹凸があります。既存の模様を生かすのか、ある程度滑らかに整えるのかによっても、下塗り材の種類や塗り方が変わります。

下地調整材には、不陸と呼ばれる表面の不均一さを整え、仕上げのムラや密着不良を防ぐ製品があります。


上塗り塗料本来の耐久性と機能を発揮させるため


高耐候塗料や遮熱塗料、防汚性の高い塗料を使用しても、下塗りが適切でなければ、製品本来の性能を十分に発揮できません。

塗料の耐用年数は、製品名だけで決まるものではありません。

下地の状態、補修内容、下塗り材との組み合わせ、塗布量、乾燥時間、施工時の気温や湿度など、複数の条件が関係します。


山口塗装建業では、上塗り塗料のグレードだけを先に決めるのではなく、外壁材や既存塗膜、劣化状態を確認してから施工仕様を検討します。

高価な塗料を選ぶことよりも、住宅の状態に合った塗装仕様を選ぶことが重要です。




下塗りを適切に行わないとどのような不具合が起こる?


下塗りの省略や材料選定の誤り、塗布量不足、乾燥不足があると、塗装後の早い段階で不具合が起こる可能性があります。

完成直後はきれいに見えても、数か月後や数年後に差が出ることがあるため注意が必要です。


塗装後の早い段階で剥がれや浮きが発生する


下塗りが適切でない場合に起こりやすいのが、塗膜の剥がれや浮きです。

原因としては、下塗り材と外壁材の相性が悪い、旧塗膜が浮いたまま塗装した、汚れや粉化物が残っていた、乾燥不足の状態で塗り重ねたなどが考えられます。

剥がれた部分だけを上から塗り直しても、周囲の下地が傷んでいれば、再び不具合が発生する可能性があります。


どの層から剥がれているのかを確認し、原因を特定することが重要です。


塗料の吸い込みによって色ムラや艶ムラが生じる


外壁の吸い込みが均一に調整されていないと、仕上げ塗料の乾き方や塗膜の厚みに差が出ます。

その結果、部分的に色が濃く見える、艶が不均一になる、ローラー跡が目立つなどの症状が現れることがあります。

色ムラを防ぐために上塗りを増やしても、下地の吸い込みが強いままでは根本的な解決にならない場合があります。

先に下塗りで外壁の状態を整えることが大切です。


膨れやひび割れによって外壁を十分に保護できない


下地に水分が残っている状態や、内部から湿気が供給されている状態で塗装すると、塗膜に膨れが発生することがあります。

また、ひび割れの原因を確認せず、表面を塗るだけで済ませると、塗装後にひび割れが再発する可能性があります。


ひび割れには、表面だけの細いひび割れもあれば、建物の動きや下地の不具合が関係しているものもあります。

すべてを微弾性フィラーだけで処理するのではなく、幅・深さ・動きの有無を確認し、必要な補修方法を選ぶことが重要です。


高性能な上塗り塗料を使用しても長持ちしない


外壁塗装では、シリコン、フッ素、無機系などの上塗り塗料が注目されがちです。

しかし、下地処理や下塗りが不十分であれば、高性能な塗料を使用しても長持ちしません。

例えば、弱くなった旧塗膜の上へ高耐久塗料を塗っても、古い塗膜ごと剥がれてしまえば意味がありません。

塗料の性能表だけではなく、その性能を発揮できる施工条件が整っているかを確認しましょう。


【失敗事例】

上塗り塗料の耐用年数と価格だけで業者を決めたものの、見積書には下塗り材の商品名や補修内容が記載されておらず、数年後に一部の塗膜が剥がれた。


【成功事例】

現地調査で外壁の吸い込みと旧塗膜の状態を確認し、劣化箇所を補修したうえで適切な下塗り材を使用。工程写真と使用材料も確認でき、施工後の不安を減らせた。



【この記事もチェック】

下地処理や下塗りを確認せずに契約した場合に起こりやすいトラブルは、「平塚市の外壁塗装でよくある失敗例とは?」でも詳しく紹介しています。



シーラー・フィラー・プライマーは何が違う?


シーラー・フィラー・プライマーは何が違う?

下塗り材には、シーラー、フィラー、プライマーなどがあります。

ただし、名称だけで役割が完全に分かれているわけではありません。複数の機能を兼ね備えた製品もあるため、最終的には商品ごとの適用下地や施工仕様を確認する必要があります。


シーラーは吸い込みを抑えて下地を補強する


シーラーは、外壁へ浸透し、塗料の吸い込みを抑えながら、上塗り塗料との密着性を高める下塗り材です。

透明タイプと白色タイプがあり、水性系や弱溶剤系などの違いもあります。

透明シーラーは下地の状態を確認しやすい一方、白色シーラーは下地の色を隠し、上塗りの発色を整えやすいという特徴があります。


ただし、透明か白色かだけで良し悪しを決めることはできません。外壁材、既存塗膜、仕上げ色、上塗り塗料との相性を踏まえて選びます。


フィラーは細かなひび割れや凹凸を整える


フィラーは、モルタル外壁などの細かな凹凸や微細なひび割れを整えるために使われる下地調整材です。

シーラーよりも比較的厚みを付けやすく、表面を均一に整える働きがあります。

製品によっては、シーラーとフィラーの機能を兼ね備え、吸い込みを抑えながら細かなひび割れをカバーできるものもあります。

ただし、大きなひび割れや動きのあるひび割れは、フィラーを塗るだけでは十分に処理できません。別途補修が必要です。


プライマーは下地と塗料の密着性を高める


プライマーも、下地と仕上げ塗料の密着性を高めるために使用されます。

外壁だけでなく、鉄部、木部、付帯部、防水面など、さまざまな場所で使われる名称です。

鉄部では、さびの発生を抑える防錆機能を持つプライマーを使用する場合があります。既存の素材や塗膜に応じて、専用プライマーが指定されていることもあります。

そのため、「プライマーなら何でもよい」わけではありません。


微弾性フィラーが適する外壁と注意点


微弾性フィラーは、モルタル外壁やリシン仕上げなどで使用されることが多い下地調整材です。

微細なひび割れに追従しやすく、外壁表面の凹凸を整えながら、仕上がりを改善する効果が期待できます。

一方で、外壁内部から水分が供給されている場合や、既存塗膜の膨れ・浮きがある場合は、表面へ微弾性フィラーを塗るだけでは解決できません。


山口塗装建業では、赤外線カメラも活用し、雨水の浸入や温度差が疑われる箇所を確認します。塗装だけで対応できる状態なのか、補修や別の工事が必要なのかを見分けることが大切です。


名前だけではなく製品の用途とメーカー仕様を確認する


同じ「フィラー」「シーラー」という名称でも、適用できる外壁材や旧塗膜、上塗り塗料、塗布量、乾燥時間は異なります。

例えば、窯業系サイディング向けの下塗り材、モルタルやコンクリート向けの下塗り材、屋根材向けの浸透補強型シーラーなど、用途別に製品が分かれています。

見積書を確認するときは、「シーラー塗布」だけでなく、商品名まで確認しましょう。

商品名が分かれば、メーカーのカタログや仕様書で適用下地を確認できます。



自宅に合う下塗り材はどのように選ばれる?


自宅に合う下塗り材はどのように選ばれる?

適切な下塗り材は、住宅ごとに異なります。

外壁材の種類だけで決めるのではなく、既存塗膜、劣化状態、吸い込み、ひび割れ、上塗り塗料との相性まで確認して選定します。


サイディング・モルタル・リシンなど外壁材を確認する


最初に確認するのは、外壁材と仕上げの種類です。

戸建て住宅で多く使用されている窯業系サイディング、モルタル、ALC、コンクリートなどでは、それぞれ適した下塗り材が異なります。

同じモルタル外壁でも、表面がリシン、スタッコ、吹き付けタイルなど、どのような仕上げになっているかによって判断が変わります。

窯業系サイディングでは、表面の塗膜が残っているか、反りや浮きがないか、シーリングが劣化していないかも確認します。


既存塗膜の種類と劣化状態を調査する


外壁材の上には、以前の塗装による塗膜が残っています。

この既存塗膜が健全であれば、その上へ適切な下塗り材を使用できます。しかし、旧塗膜が浮いている、剥がれている、著しく粉化している場合は、先に除去や補修が必要です。

また、弾性塗膜や光触媒系、無機系、フッ素系など、既存塗膜の種類によっては、一般的な下塗り材では密着しにくい場合があります。


現地調査では、見た目だけでなく、触診、打診、密着状態の確認なども重要です。


外壁の吸い込みやひび割れの程度を確認する


外壁の吸い込みが強い場合、下塗り材を1回塗っただけでは、表面が整わないことがあります。

下塗り後も艶が引けている、部分的に吸い込みが残っている、下地の粉化が強いといった場合は、追加の下塗りを検討します。

一方で、必要以上に何度も塗ればよいわけではありません。製品ごとに適正な塗布量や工程が決められているため、メーカー仕様に従う必要があります。

ひび割れについても、細さだけでなく、深さや動き、雨水浸入の有無を確認します。


上塗り塗料と下塗り材の相性を確認する


下塗り材は、外壁材に合っているだけでは不十分です。

その上に使用する中塗り・上塗り塗料との相性も確認しなければなりません。

メーカーが推奨する組み合わせを使用すれば、各製品の性能を発揮しやすくなります。一方、異なるメーカーの材料を組み合わせる場合は、施工可能かを確認する必要があります。

特に遮熱塗料や機能性塗料では、専用下塗り材が指定されていることがあります。

屋根塗装についても、スレート、金属、セメント瓦などで下塗り材が異なるため、外壁と同じ材料を使用できるとは限りません。


劣化が激しい場合は下塗りを追加することがある


標準仕様が下塗り1回であっても、外壁の劣化状態によっては追加塗りが必要になる場合があります。

例えば、古いスレート屋根や吸い込みが強い外壁では、1回目の下塗り材が下地へ大きく吸い込まれ、表面を十分に固められないことがあります。

この場合、状態を確認しながら2回目の下塗りを行います。


ただし、契約後に突然追加費用が発生すると、施主は不安になります。現地調査の段階で、追加塗りの可能性と費用の扱いを説明できる業者が安心です。

山口塗装建業では、レーザー計測で塗装面積を確認し、製品ごとの標準塗布量をもとに必要な使用量を算出します。面積と塗料量の根拠を明確にすることで、過不足の少ない施工計画につなげます。



下塗り前の下地処理が塗装の耐久性を左右する


下塗り前の下地処理が塗装の耐久性を左右する

下塗りを正しく行うためには、その前段階である下地処理が欠かせません。

外壁に汚れや浮いた塗膜が残っている状態では、下塗り材を塗っても十分に密着しない可能性があります。


高圧洗浄で汚れや劣化した旧塗膜を落とす


外壁には、砂ぼこり、排気汚れ、コケ、藻、カビ、塩分、チョーキングによる粉などが付着しています。

チョーキングとは、塗膜が紫外線などで劣化し、顔料が粉状になって表面へ現れる症状です。


これらが残ったまま塗装すると、外壁ではなく汚れの上に塗料が付着する状態になり、密着不良の原因になります。

高圧洗浄後は、外壁を十分に乾燥させることも重要です。


ひび割れ・欠損・浮きを補修してから塗装する


下塗りは、補修材の代わりではありません。

外壁に大きなひび割れや欠損、浮きがある場合は、状態に合わせて補修を行います。

細いひび割れでも、雨水が入り込んでいる可能性があります。表面だけを埋めるのではなく、ひび割れの原因や深さを確認することが大切です。

モルタル外壁の浮きや欠損が広範囲にある場合は、塗装工事だけでなく、左官補修などが必要になることもあります。


シーリングの劣化を適切に補修する


窯業系サイディングの目地や窓周りには、シーリング材が使われています。

シーリングにひび割れ、剥離、肉やせがある場合は、塗装前に補修します。

目地部分では、既存のシーリング材を撤去して打ち替える方法が基本となる場合があります。窓周りでは、状態によって増し打ちを選択することもあります。

シーリング材と塗料の相性、乾燥期間、後打ち・先打ちの判断なども施工品質に関係します。


下地が濡れた状態では下塗りを行わない


高圧洗浄後や降雨後に、外壁が十分に乾燥していない状態で塗装すると、密着不良や膨れの原因になります。

一般的な施工では、外壁表面の乾燥状態を確認してから下塗りを行います。

製品によっては高湿度環境に対応するものもありますが、濡れた外壁へ無条件に塗装できるという意味ではありません。施工可能な条件は製品ごとに異なります。

天候だけでなく、北面や日陰、植栽に囲まれた部分、隣家との距離が近い部分は乾きにくいため注意が必要です。


下地処理と下塗りは別の工程として確認する


見積書では、下地処理と下塗りがまとめて「下塗り一式」と書かれていることがあります。

しかし、下地処理と下塗りは別の工程です。

下地処理には、高圧洗浄、ケレン、ひび割れ補修、欠損補修、シーリング補修などが含まれます。


下塗りは、下地処理を終えた外壁に専用材料を塗る工程です。

見積書を確認するときは、それぞれの作業内容が分けて記載されているか確認しましょう。



【この記事もチェック】

平塚市で外壁塗装業者を比較する際は、使用する上塗り塗料だけでなく、洗浄・補修・ケレンなどの下地処理をどこまで行うかも確認しましょう。業者選びの確認項目は「失敗しない外壁塗装!平塚市での業者選びでチェックすべき3つの絶対条件」で解説しています。



下塗り工程はどのように進み、工期にどう影響する?


下塗り工程はどのように進み、工期にどう影響する?

外壁塗装の下塗りは、現地調査、高圧洗浄、下地補修、養生を終えたあとに行います。

下塗り自体は1日前後で終わることもありますが、住宅の大きさ、外壁の形状、補修量、天候、乾燥時間によって変わります。


工事前の現地調査で外壁材と劣化状態を確認する


適切な下塗り材を選ぶには、契約前の現地調査が重要です。

現地調査では、外壁材、既存塗膜、チョーキング、ひび割れ、塗膜の浮き、カビ・藻、シーリングなどを確認します。

屋根塗装を同時に行う場合は、屋根材の種類、割れ、反り、塗膜劣化、棟板金の状態なども確認します。


山口塗装建業では、目視だけでなく、ドローン、赤外線カメラ、レーザー計測を活用し、建物の状態と施工数量を確認しています。


高圧洗浄と補修後に下塗りを行う


一般的な流れは、足場設置、近隣挨拶、飛散防止シート設置、高圧洗浄、乾燥、下地補修、養生、下塗り、中塗り、上塗りです。

下塗りの前には、エアコン配管、窓、玄関、植栽、土間など、塗料を付けない部分を養生します。

塗装工事では、近隣への配慮も欠かせません。高圧洗浄の音、塗料の臭い、車両の出入り、足場工事の音などについて、事前に説明しておくとトラブルを防ぎやすくなります。


下塗り後はメーカー指定の乾燥時間を確保する


下塗り後は、メーカーが指定する乾燥時間を確保してから次の工程へ進みます。

乾燥時間は、製品、気温、湿度、風通し、塗布量、外壁の状態によって異なります。

表面が乾いて見えても、内部まで十分に乾燥しているとは限りません。

乾燥時間が不足した状態で中塗りを行うと、縮み、膨れ、密着不良などにつながる可能性があります。


反対に、次工程までの間隔を空けすぎると、ほこりや汚れが付着したり、製品によっては塗り重ね可能時間を超えたりする場合があります。


雨・高湿度・低温では工期が延びることがある


外壁塗装の工期は、雨天、強風、低温、高湿度などによって延びることがあります。

平塚市では、海に近い地域ほど風が強い日もあり、飛散リスクを考えて作業を中止する場合があります。


雨が降っていなくても、外壁が結露している、夜露が残っている、湿度が高いといった場合には、塗装を見合わせる判断が必要です。

工期を優先して無理に塗るより、施工条件が整うまで待つ方が品質を守れます。


工事中は窓の開閉や洗濯物に制限が出る場合がある


養生中は、窓を自由に開けられない時間帯があります。

塗装場所によっては、洗濯物を外へ干せない日もあります。エアコンは使用できるように養生するのが一般的ですが、室外機周辺を施工する際は一時的な制限が出る可能性があります。


事前に工程表を確認し、窓を開けられる日、洗濯物を干せる日、車を移動する必要がある日を確認しておきましょう。


実際の工事スケジュール例


一般的な戸建て住宅では、次のような流れが考えられます。


1日目:足場設置・飛散防止シート

2日目:高圧洗浄

3日目:乾燥・下地確認

4〜5日目:ひび割れ・シーリング・欠損補修

6日目:養生・下塗り

7日目:下塗り確認・中塗り

8日目:上塗り9〜10日目:付帯部塗装

11日目:手直し・完了検査

12日目:足場解体


これは一例です。補修量、外壁面積、屋根塗装の有無、天候によって前後します。

屋根塗装を同時に行う場合は、屋根の下塗り、タスペーサーなどによる縁切り、中塗り、上塗りの工程が加わります。


【工期が延びる事例】

高圧洗浄後に雨が続いた、外壁内部への水分浸入が疑われた、想定以上に旧塗膜の浮きが多かった、シーリング補修範囲が増えた、強風で飛散リスクが高かったなど。



平塚市の住宅で下塗り前に確認したいポイント


平塚市の住宅で下塗り前に確認したいポイント

平塚市で外壁塗装を行う場合は、住宅の立地や周辺環境も確認することが大切です。

同じ平塚市内でも、海からの距離、日当たり、風通し、隣家との間隔、交通量などによって劣化の進み方が異なります。


海に近い地域では外壁や金属部の状態を詳しく確認する


海沿いの住宅では、潮風に含まれる塩分が外壁や金属部へ付着する可能性があります。

特に、庇、雨戸、戸袋、水切り、換気フード、手すり、屋根板金などの金属部は、さびや塗膜の浮きを確認する必要があります。

塩分や汚れが残ったまま塗装すると、密着不良の原因になるため、高圧洗浄やケレンを丁寧に行います。


山口塗装建業では、平塚市の海沿い住宅について、外壁だけでなく金属部や屋根の状態も確認し、立地に応じた下地処理と塗装仕様を検討します。


風雨を受けやすい面と日陰の面では劣化状態が異なる


南面や西面は紫外線を受けやすく、色あせやチョーキングが進みやすい傾向があります。

一方、北面や隣家と近い面は乾きにくく、カビや藻、湿気による汚れが発生しやすくなります。

海側に面した外壁、道路側、建物の裏側などでも傷み方が変わります。

外壁全体を同じ状態だと決めつけず、面ごとの違いを確認することが重要です。


赤外線カメラで雨水の浸入が疑われる部分を確認する


外壁の変色や膨れ、室内の雨染みなどがある場合は、塗装前に雨水の浸入が疑われる箇所を確認します。

赤外線カメラは、建物表面の温度差を可視化する機器です。

赤外線画像だけで雨漏りを断定することはできませんが、目視では分かりにくい異常を探す補助として活用できます。

水分の浸入が疑われる状態で、そのまま下塗りや上塗りをすると、後から膨れや剥がれが発生する可能性があります。


レーザー計測で塗装面積と必要な塗料量を算出する


下塗り材を適切な量で使用するには、塗装面積の把握が必要です。

坪数だけでは、外壁の正確な塗装面積は分かりません。

同じ延べ床面積でも、建物の形、窓の数、外壁の高さ、凹凸によって塗装面積が異なります。


山口塗装建業では、レーザー計測を利用して外壁面積や付帯部の数量を確認し、製品ごとの標準塗布量をもとに必要量を算出します。


屋根はドローン調査で外壁とは別に状態を確認する


外壁と屋根は、同じ塗装工事でも使用する材料や劣化条件が異なります。

屋根は外壁よりも紫外線、熱、雨の影響を直接受けるため、劣化が進んでいることがあります。

山口塗装建業では、ドローン調査によって、地上から見えにくい屋根の色あせ、割れ、欠け、板金の状態などを確認します。

外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合も、下塗り材はそれぞれの素材と状態に合わせて選定することが大切です。



【この記事もチェック】

平塚市の潮風、湿気、紫外線、台風などが外壁塗装へ与える影響については、「平塚市の気候に合った外壁塗装とは何なのか?」で詳しく解説しています。



下塗りの手抜きを防ぐために見積書と工事中に確認すること


下塗りの手抜きを防ぐために見積書と工事中に確認すること

下塗りの手抜きを防ぐには、工事中ずっと現場を見張る必要はありません。

契約前に見積書の内容を確認し、工事中は工程写真や使用材料の記録を確認することで、施工内容を把握しやすくなります。


見積書に下塗り材の商品名が記載されているか


見積書には、「下塗り」という工程名だけでなく、使用する下塗り材の商品名まで記載されていることが望ましいです。

商品名が分かれば、どの外壁材に使用できるのか、どの上塗り塗料と組み合わせるのかを確認できます。

「高性能下塗り材」「専用シーラー」など、具体性のない表現だけの場合は、商品名を質問しましょう。


塗装面積・塗布回数・使用予定量が分かるか


見積書では、塗装面積も重要です。

例えば、外壁下塗り134平方メートルなど、数量が記載されていれば、塗料の標準塗布量と照らし合わせて必要量を確認できます。

塗布回数についても、下塗り1回なのか、劣化状態によって追加する可能性があるのか確認しましょう。


なお、塗膜の厚みは材料や塗り方によって異なるため、単純に「厚く塗ればよい」とは限りません。一般的な中塗り・上塗り塗料にも、1回当たりの標準的な膜厚や塗布量があります。


「下塗り一式」だけの記載になっていないか


「外壁塗装一式」「下塗り一式」という記載だけでは、塗装範囲や使用材料が分かりません。

少なくとも、次の項目を確認しましょう。


・塗装する場所

・塗装面積

・下塗り材の商品名

・中塗り

・上塗り塗料の商品名

・塗装回数

・下地補修の内容

・付帯部の範囲

・屋根塗装の範囲

・保証の対象


総額が安いか高いかだけでなく、何が含まれているかを比較することが大切です。


工程写真や使用材料の記録を提出してもらえるか


下塗りは完成すると見えなくなるため、工程写真が役立ちます。

高圧洗浄、ひび割れ補修、シーリング、下塗り、中塗り、上塗りなど、工程ごとの写真があれば、施工内容を確認しやすくなります。

使用した塗料の缶やラベルを記録してもらう方法もあります。

ただし、空缶の数だけでは、すべての塗料が対象箇所に適切に使用されたことまでは判断できません。面積、塗布量、施工写真、作業記録を合わせて確認することが大切です。


保証年数だけでなく剥がれや膨れの対象範囲を確認する


外壁塗装の保証は、年数が長ければ必ず安心というわけではありません。

保証の対象となる部位、不具合の種類、免責事項、定期点検、連絡方法などを確認する必要があります。

例えば、外壁の塗膜剥離は対象でも、ひび割れ、シーリング、付帯部、屋根、自然災害による損傷は別扱いになる場合があります。

下塗りや下地処理の不備が疑われる膨れ・剥がれについて、どこまで対応されるのかも確認しましょう。


【見積書比較のポイント】

見積書A・外壁塗装一式・使用塗料はシリコン塗料・保証10年

見積書B・外壁面積134平方メートル・下塗り材、中塗り・上塗り材の商品名を記載・ひび割れ、シーリング補修の範囲を記載・塗装回数と付帯部の範囲を記載・保証対象と対象外を記載

金額が同程度であれば、見積書Bの方が施工内容を比較しやすくなります。


【保証比較のポイント】

・保証期間

・対象部位

・対象症状

・免責事項

・定期点検の有無

・施工会社が直接対応するか

・保証書の発行時期



【この記事もチェック】

見積書全体を比較するときに確認したい塗装面積、塗料名、塗装回数、補修内容については、「外壁塗装の見積もりで見るべきポイントは?」で詳しく解説しています。



平塚市で下塗りを大切にする外壁塗装業者を選ぶ方法


平塚市で下塗りを大切にする外壁塗装業者を選ぶ方法

下塗りを大切にする業者かどうかは、契約前の調査や説明、見積書から判断できます。

「良い塗料を使います」という説明だけでなく、なぜその下塗り材を選ぶのかまで確認しましょう。


塗料を決める前に外壁の状態を調査しているか


適切な塗装仕様は、現地調査をしなければ決められません。

外壁材、既存塗膜、ひび割れ、チョーキング、シーリング、塗膜の浮き、雨水浸入の可能性などを確認する必要があります。

電話や図面だけで塗料を決定したり、現地を短時間見ただけで詳細な判断をしたりする業者には注意しましょう。

調査写真や診断結果を示しながら説明してくれる業者を選ぶことが大切です。


下地処理と下塗りの内容を分けて説明しているか


信頼できる業者は、高圧洗浄、ひび割れ補修、シーリング補修、ケレン、下塗りについて、それぞれの役割を説明できます。

「3回塗るから安心です」という説明だけでは不十分です。

何をどの順番で行うのか、使用材料は何か、乾燥時間をどのように確保するのかまで確認しましょう。


安さだけでなく塗装範囲と工程を比較する


見積金額が安い場合、必ずしも手抜き工事とは限りません。

会社の規模、広告費、営業経費、契約形態などによって価格差が生じることもあります。

一方で、足場、補修、付帯部、下塗り回数、使用材料、保証などが省かれていることで安く見える場合もあります。

複数の見積もりを比較するときは、総額だけでなく、施工範囲と工程をそろえて比較しましょう。


山口塗装建業では、下請けを挟まない直接契約を採用し、調査結果と施工内容を反映した詳細な見積書の提出を重視しています。


外壁と屋根を同時施工する場合も材料を個別に選んでいるか


外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと、足場を共用できるため、別々に施工するより足場費用を抑えやすくなります。

ただし、外壁と屋根へ同じ材料を使用するわけではありません。

外壁には外壁材に合う下塗り材を、屋根にはスレートや金属などの屋根材に合う下塗り材を使用します。


スレート屋根では、劣化が強い場合に下塗りを追加することがあります。また、塗装後に雨水の通り道を塞がないよう、縁切りやタスペーサーが必要になる場合もあります。

同時施工のメリットだけでなく、それぞれの施工仕様を確認しましょう。



施工後の対応と保証内容を具体的に確認する


塗装工事は、完成した時点で終わりではありません。

施工後に剥がれや膨れなどが起きた場合、誰が確認し、どのように対応するのかを契約前に確認しましょう。

会社独自の保証なのか、塗料メーカーの保証なのか、保証対象はどこまでなのかも重要です。


地域密着の業者を選ぶメリットの一つは、施工後に相談しやすいことです。

山口塗装建業は、地元住宅を支えて35年、施工実績3,000件以上、リピーター率95%の経験を生かし、「10年後に山口で良かったと思える工事」を大切にしています。



【この記事もチェック】

極端に安い見積もりを確認するときは、下地処理、塗料の使用量、乾燥時間、完了検査などが省略されていないかも確認してください。詳しくは「平塚市の外壁塗装|安すぎる見積もりの危険性と業者選び」で解説しています。




まとめ|外壁塗装は見えなくなる下塗り工程まで確認しよう


外壁塗装の下塗りは、外壁と仕上げ塗料を密着させ、塗料の吸い込みを抑え、下地を補強する重要な工程です。

下塗りが適切でなければ、塗装後の剥がれ、浮き、膨れ、色ムラ、艶ムラなどにつながる可能性があります。


下塗り材には、シーラー、フィラー、プライマーなどがありますが、名称だけで選ぶものではありません。


外壁材、既存塗膜、劣化状態、ひび割れ、吸い込み、上塗り塗料との相性を確認したうえで、住宅に合った製品を選ぶ必要があります。

また、下塗りだけを丁寧に行っても、その前の高圧洗浄やひび割れ補修、シーリング補修などが不十分であれば、十分な耐久性は期待できません。

見積書では、次の項目を確認しましょう。


・下塗り材の商品名

・塗装面積

・塗布回数

・下地処理の内容

・中塗り

・上塗り塗料の商品名

・工程写真の有無

・保証の対象範囲


平塚市は、海風や塩分の影響を受けやすい地域、紫外線が強く当たる地域、湿気が残りやすい住宅地など、立地によって外壁の劣化状態が異なります。

築年数や坪数だけで判断せず、現在の建物の状態を確認したうえで、適切な下地処理と下塗り方法を選ぶことが重要です。



外壁や屋根の状態が気になる方へ


山口塗装建業では、平塚市および周辺地域を対象に、外壁・屋根の無料診断と現地調査を行っています。


ドローン調査、赤外線カメラ調査、レーザー計測などを活用し、外壁材や既存塗膜、ひび割れ、雨水浸入の可能性、屋根の状態、塗装面積を確認します。

調査後は、塗装範囲、下地処理、使用材料、塗装回数などを記載した詳細な見積書をご提出します。


相見積もりでのご相談や、現在すぐに工事が必要なのかを確認するだけのご相談も歓迎しています。


無料診断や現地調査を利用したからといって、契約を急かしたり、しつこい営業を行ったりすることはありません。


外壁塗装は、見た目をきれいにするだけの工事ではありません。

完成後には見えなくなる下地処理や下塗りまで確認し、納得できる施工内容を選ぶことが、住まいを長く守ることにつながります。

 
 
 

コメント


CONTACT

お問合せ

塗装やリフォームに関するお悩みがあれば、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!

8:00~18:00
アフタサービスは24時間受付中

bottom of page