無機塗料は本当に長持ち?平塚市で外壁塗装をする前に知りたい特徴
更新日:10 時間前

平塚市で外壁塗装や屋根塗装を検討していると、
塗装会社から
「無機塗料なら20年ほど長持ちします」
「少し高いですが、塗り替え回数を減らせます」
と提案されることがあります。
無機塗料は、現在使われている住宅用塗料の中でも高い耐候性が期待できる塗料の一つです。
実際、日本ペイントの無機系塗料には期待耐用年数20年とされる製品もあります。
ただし、メーカー自身も、期待耐用年数は保証値ではなく、
・使用環境
・下地
・施工条件
などによって変わると説明しています。
つまり、「無機塗料を使えば、どの住宅でも20年間安心」というわけではありません。
外壁塗装を長持ちさせるためには、塗料のグレードだけでなく、
外壁材の状態、
下地処理、
下塗り材
との組み合わせ、
塗布量、
乾燥時間、
施工技術、
住宅の立地
まで含めて考える必要があります。
特に平塚市は相模湾に面しており、海沿いと内陸部では住宅が受ける環境が異なります。
市の資料にも平塚海岸や潮風に関する記述があり、沿岸部では海に近い立地特有の環境を考慮した外壁・屋根の点検が重要です。
この記事では、無機塗料は本当に長持ちするのかという疑問を中心に、
耐用年数、
メリット・デメリット、
他の塗料との違い、
施工工程、
工事期間、
見積書、
保証、
平塚市で選ぶ際のポイントまで詳しく解説します。
無機塗料は本当に長持ちする?耐用年数の考え方

無機は、高い耐久性が期待できる外壁塗料の一つです。しかし、無機塗料を全ての住宅で20年以上長持ちすると言うわけではありません。
実際の耐久性は塗料の製品性能だけでなく、外壁材の状態や下地処理、施工条件
、住宅の立地環境によっても変わります。
この記事では、無機塗料の特徴や長持ちするといわれる理由、耐用年数の考え方、メリット・デメリット、平塚市の住宅で選ぶ際の注意点について、塗装工事の専門的な視点から分かりやすく解説します。

外壁塗装が完了した住宅の様子。長期間美観を維持するためには、塗料の耐候性だけでなく、外壁材との適合性や施工品質も重要です。
1.無機塗料とは?一般的な外壁塗料との違い
無機塗料とは、無機成分の特性を利用して、耐候性などの性能を高めた塗料の総称です。
無機成分には、ガラスや鉱物などに含まれる成分があり、紫外線によって分解されにくい性質を持つものがあります。
住宅用の無機系塗料では、こうした成分と有機樹脂などを組み合わせることで、耐候性や塗膜の柔軟性、施工性などを調整しています。
1-1.無機塗料は無機成分と有機樹脂を組み合わせ塗料
無機塗料とは、ガラス鉱物などに由来する無機成分を利用した塗料のことです。
ただし、住宅の外壁に利用される無機系塗料の多くは、無機成分だけで作られているわけではありません。
無機成分には紫外線などによる劣化を受けにくい性質がありますが、それだけでは塗膜に必要な柔軟性や密着性を確保することが難しい場合があります。
そのため、無機成分と有機樹脂を組み合わせることで、耐候性と塗膜の柔軟性などのバランスを図った製品が使用されます。
ただし、無機成分が含まれているからと言って、全ての製品が同じ耐久性を持つわけではありません。
実際の性能は、使用されている樹脂や配合、製品ごとの仕様によって異なります。
1-2.同じ無機塗料でも性能に違いがある
無機系塗料には、無機成分と有機樹脂を組み合わせた製品や、フッ素樹脂などの高耐候性樹脂を活用した製品があります。
そのため、同じ無機系という分類でも、耐候性、低汚染性、柔軟性、施工できる下地などに違いがあります。
製品を比較する際には、塗料の名称だけではなく、メーカーが公表している製品資料や施工仕様書を確認することが重要です。

無機系塗料は製品によって配合成分や性能が異なります。塗料の種類だけでなく、メーカーの商品資料や施工仕様を確認することが大切です。
2.無機塗料はなぜ長持ちするといわれるのか
無機塗料が長持ちすると言われる主な理由は、紫外線などによる劣化を受けにくい無機成分を塗膜に利用しているためです。
ただし、無機塗料であれば必ず長持ちするわけではありません。
塗料の製品性能やがいへの状態、施工方法、住宅の立地環境によって耐久性は異なります。
2-1.紫外線による塗膜の劣化を抑える働き
住宅の外壁は、日常的に紫外線や雨風の影響を受けています。
塗膜に含まれる有機成分は紫外線などの影響によって徐々に劣化し、色褪せやチョーキングなどが発生する
無機成分は、劣化を受けにくい無機成分を利用することで、製品によっては耐候性を発揮します。
ただし、無機成分の種類や配合、使用されている樹脂によって性能には違いがあります。
外壁の色褪せは、紫外線や雨風などの影響によって進行する場合があります。
色褪せが発生する原因や予防方法については、「外壁に対する色褪せの原因とその予防」で詳しく解説しています
2-2.耐候性と耐久性は同じ意味ではない
耐候性とは、紫外線や雨風などの屋外環境に対して、塗膜の性能を維持する性質のことです。
一方、住宅の外壁塗装における耐久性は、塗膜の耐候性だけでなく、下地との密着性やひび割れへの追従性なども関係します。
そのため、耐候性の高い無機塗料を使用しても、下地処理が不十分であったり、外壁材の状態に適していなかったりすると、塗膜の剝がれやひび割れなどが発生する可能性
あります。
2-3.無機塗料の耐用年数は住宅によって異なる
無機塗料には、メーカーが長期間の耐候性を示している製品もあります。
しかし、カタログなどに記載されている期待耐用年数は、すべての住宅でその期間の性能を保証するものではありません。
実際の塗り替え時期は、外壁材の種類、既存塗膜の状態、日当たり、雨風、海からの距離、施工品質などによって変わります。
特に平塚市では、海外に比較的近い住宅と内陸部の住宅で、塩分や風雨などの影響が異なる場合があります。
無機塗料を選ぶ際は、期待耐用年数だけで判断せず、住宅の状態に適した製品と施工仕様を確認することが大切です。

塗膜は紫外線や風雨などの影響によって光沢が低下する場合があります。無機塗料を選ぶ際には、製品ごとの耐候性を確認することが重要です。
3.無機塗料の耐用年数は何年なのか
無機塗料を検討する際、多くのお客様が気にされるのが耐用年数です。
「20年持つ」
「25年持つ」
といった説明を見かけることがありますが、すべての無機塗料に共通する年数ではありません。
製品によって、メーカーが示す期待耐用年数や試験結果は異なります。
3-1.期待耐用年数は保証年数ではない
期待耐用年数とは、一定の条件をもとに塗膜の性能が維持されると見込まれる期間の目安です。
例えば、メーカーが期待耐用年数20年と示している製品でも、施工したすべての住宅で20年間の性能を保証するものではありません。
実際の耐久性には、住宅の立地や外壁材の状態、施工条件などが影響します。
また、塗膜の光沢が低下する時期と、外壁の保護機能が十分でなくなる時期が必ず一致するわけでもありません。
そのため、単純に年数だけを比較するのではなく、メーカーが何を基準にその年数を示しているか確認することが大切です。
3-2.メーカー保証と施工保証の違い
塗料の期待耐用年数と、塗装工事の保証は別のものです。
メーカー保証は、対象製品や保証制度によって適用条件が定められています。
施工保証は、施工会社が工事内容に応じて定める保証です。
どちらも保証期間だけでなく、対象となる不具合や適用条件、対象外となる事項を確認する必要があります。
例えば、
塗膜の剥離、
色あせ、
ひび割れ
などが、すべて同じ条件で保証されるとは限りません。
また、
外壁の塗膜とシーリング、
鉄部、
木部
などでは、劣化の仕組みや補修時期が異なります。
3-3.塗膜が長持ちしても住宅全体がメンテナンス不要になるわけではない
無機塗料を使用した場合でも、住宅全体の点検が不要になるわけではありません。
外壁には塗膜以外にも、目地のシーリング、サッシ周辺の防水部分、金属部品などがあります。
これらは塗膜とは異なる原因で劣化することがあります。
例えば、外壁の塗膜に大きな異常がなくても、目地のシーリングが切れたり、接合部分に隙間が生じたりすれば、補修が必要になる場合があります。
無機塗料を選ぶ際には、塗膜の耐用年数だけでなく、シーリングや金属部分などの点検・補修時期も考慮することが大切です。外壁の塗膜が長持ちしても、住宅全体のメンテナンスが不要になるわけではありません。
無機塗料を選ぶ際には、塗膜の耐用年数だけでなく、シーリングや金属部分などの点検・補修時期も考慮することが大切です。
外壁の塗膜が長持ちしても、住宅全体のメンテナンスが不要になるわけではありません。
4.無機塗料を使用するメリット
無機塗料には、耐候性や低汚染性などに優れた製品があり、外壁の美観や保護性能を長期間維持したい場合に選択肢となります。
ただし、すべての無機塗料が同じ性能を持つわけではありません。製品ごとの特徴を理解することが大切です。
4-1.高い耐候性が期待できる
無機系塗料の中には、紫外線や雨風による塗膜の劣化を抑えることを重視して開発された製品があります。
適切な下地処理と施工を行うことで、長期間にわたって外壁の保護性能を維持できる可能性があります。
ただし、実際の耐久性は使用する製品や施工条件、住宅の立地環境によって異なります。
4-2.汚れが付着しにくい製品がある
無機系塗料には、外壁表面に汚れが付着しにくい低汚染性能を備えた製品があります。
製品によっては、雨水によって汚れが流れやすくなる性質を持つものもあります。
ただし、雨が当たりにくい軒下や湿気がこもりやすい場所では、汚れや藻などが発生する場合があります。
無機塗料を使用すれば、すべての汚れを防げるというわけではありません。

外壁に発生した雨筋汚れの様子。
無機系塗料には低汚染性能を備えた製品もありますが、すべての汚れを防ぐわけではありません。
4-3.外壁の美観を長期間維持できる可能性がある
外壁塗装では、建物を保護する性能だけでなく、美しい仕上がりを維持することも重要です。
耐候性の高い無機塗料を適切に施工することで、光沢の低下や色あせを抑えられる可能性があります。
ただし、色あせの進行は塗料の種類だけでなく、使用する色や顔料、日当たりなどによっても異なります。
4-4.将来の塗り替え回数を減らせる可能性がある
無機塗料は、一般的なシリコン系塗料などと比較して、材料価格が高くなる場合があります。
しかし、住宅に適した製品を選び、適切に施工することで塗り替え周期を延ばせれば、長期的な維持管理費を抑えられる可能性があります。
一方、数年後に住宅の建て替えや売却を予定している場合には、高耐候性塗料への追加費用が必ずしも有利になるとは限りません。
無機塗料を選ぶ際は、初期費用だけでなく、今後どの程度の期間その住宅に住み続ける予定なのかも考慮することが大切です。
5.無機塗料のデメリットと注意点
無機塗料は高性能な製品がある一方で、すべての住宅に適しているわけではありません。
使用する前には、価格だけでなく、外壁材との相性や塗膜の性質などを確認する必要があります。
5-1.初期費用が高くなる場合がある
無機系塗料は、高耐候性を重視した製品が多く、一般的なシリコン系塗料などと比較して材料価格が高くなる傾向があります。
ただし、外壁塗装の工事費用は塗料代だけで決まるものではありません。
外壁の面積や補修内容、下塗り材の種類などによっても費用が変わります。
そのため、無機塗料を選ぶ場合には、単に塗料の単価を比較するのではなく、施工仕様全体を確認することが大切です。
5-2.塗膜の硬さや柔軟性に違いがある
無機塗料は硬い塗膜を形成するという印象がありますが、すべての製品が同じ性質ではありません。
無機成分と有機樹脂の組み合わせによって、塗膜の柔軟性は異なります。
外壁材の動きや下地のひび割れに対して、どの程度追従できるかは製品ごとに確認する必要があります。
特に、ひび割れが発生しているモルタル外壁などでは、既存の状態や必要な補修方法を考慮することが重要です。
無機塗料を使用すれば必ずひび割れるということではありません。
5-3.既存塗膜との相性を確認する必要がある
塗り替え工事では、すでに外壁に塗膜が形成されています。
その既存塗膜の種類や劣化状態によって、適切な下塗り材や施工方法が変わる場合があります。
例えば、既存塗膜に浮きや剥がれがある場合には、その状態を確認せずに新しい塗料を重ね
ても、十分な密着性が得られない可能性があります。
また、特殊な表面処理が施された外壁材では、通常の下塗り材が適さないこともあります。
そのため、無機塗料の選定では、上塗り材だけでなく下塗り材との組み合わせが重要になります。
5-4.高価な塗料が必ず最適とは限らない
外壁塗装では、高価な塗料を使用すること自体が目的ではありません。
例えば、外壁材に大きな劣化がある場合には、塗料のグレードを上げるよりも、必要な補修を優先すべき場合があります。
また、住宅の今後の使用予定によっては、別の塗料の方が費用と性能のバランスに優れていることもあります。
無機塗料を選ぶかどうかは、住宅の状態と今後の維持管理計画を確認したうえで判断することが大切です。
6.無機塗料とシリコン塗料・フッ素塗料の違い
無機塗料を検討する際には、シリコン塗料やフッ素塗料と比較することがあります。
ただし、塗料の種類だけで耐久性の順位を決めることは適切ではありません。
同じ分類でも、製品によって性能が異なるためです。
6-1.シリコン塗料との違い
シリコン系塗料は、価格と耐候性のバランスを考えて選ばれることがある塗料です。
一方、無機系塗料は、より高い耐候性を重視した製品が選択肢になります。
ただし、高耐候性のシリコン系塗料もあるため、無機塗料という名称だけで優劣を決めることはできません。
シリコン塗料の特徴や住宅で選ばれる理由については、「外壁塗装のシリコン塗料とは?平塚市の住宅で選ばれる理由を解説」で詳しく説明しています。
6-2.フッ素塗料との違い
フッ素樹脂塗料も、高い耐候性を重視する場合に選択肢となる塗料です。
無機系塗料の中にもフッ素樹脂を組み合わせた製品があるため、無機塗料とフッ素塗料を完全に別のものとして比較できない場合があります。
そのため、どちらが優れているかを判断する際には、具体的な商品名やメーカーの試験資料、施工仕様を確認する必要があります。
フッ素塗料の特徴や使用する際の注意点については、「平塚市で外壁塗装にフッ素塗料を使うメリット・デメリットとは?」で詳しく解説しています。
6-3.塗料の種類より商品ごとの性能を確認する
塗料を比較するときは、
無機系、
フッ素系、
シリコン系
という分類だけではなく、具体的な製品の性能を確認することが大切です。
特に、耐候性、低汚染性、外壁材への適合性、施工仕様などを確認すると、住宅に必要な性能を比較しやすくなります。
また、同じメーカーの製品でも、使用できる外壁材や下塗り材が異なる場合があります。
7.無機塗料が向いている住宅と注意が必要な住宅
無機塗料を選ぶ際には、耐候性だけでなく、今後の居住予定や外壁材の状態、維持管理にかかる費用などを総合的に判断することが大切です。
7-1.長期間住み続ける予定の住宅
今後も長期間住み続ける予定があり、外壁の塗り替え回数をできるだけ減らしたい住宅では、高耐候性の無機塗料が選択肢になります。
ただし、無機塗料は製品によって耐候性が異なります。また、シーリングや雨樋、破風板などの付帯部分は、外壁塗膜とは異なる時期に補修が必要になる場合があります。
7-2.外壁の美観を長く維持したい住宅
外壁の色あせや光沢の低下をできるだけ抑えたい場合には、耐候性や低汚染性に優れた無機塗料が候補になります。
ただし、雨筋汚れやカビ、藻などの発生は、日当たりや湿気、周辺環境にも左右されます。
塗料の性能だけで判断せず、住宅の立地条件に合った製品を選ぶことが重要です。
7-3.外壁にひび割れや剥がれがある住宅
外壁にひび割れや塗膜の剥がれが発生している場合には、無機塗料を使用する前に、劣化の原因と下地の状態を確認する必要があります。
特に、ひび割れが繰り返し発生する部分や、既存塗膜の密着性が低下している部分では、適切な下地補修と塗料の選定が重要になります。
無機塗料にはさまざまな製品があり、塗膜の柔軟性や適用できる下地も異なります。
そのため、ひび割れがある住宅でも、適切な補修と製品選定によって使用できる場合があります。
7-4.建て替えや売却を予定している住宅
数年後に建て替えや売却を予定している場合には、高耐候性の無機塗料に追加費用をかけることが、必ずしも経済的に有利になるとは限りません。
一方で、売却前の外壁塗装によって住宅の美観や維持管理状態を改善できる場合もあります。
今後の住宅の使用予定や工事費用、外壁の劣化状況を考慮し、必要な性能を備えた塗料を選ぶことが大切です。

外壁材の種類によって、必要な下地処理や適切な塗料の仕様が異なる場合があります。無機塗料を選ぶ際には、外壁材との適合性を確認することが重要です。
8.平塚市の住宅で無機塗料を選ぶ際の注意点
平塚市で無機塗料を検討する際には、住宅の立地条件や外壁の状態を確認することが大切です。
平塚市には、相模湾に近い住宅地と内陸側の住宅地があり、建物が受ける環境は一律ではありません。
8-1.海岸に比較的近い住宅
海岸に近い住宅では、潮風や風雨の影響を受ける場合があります。
ただし、海に近いという理由だけで無機塗料が最適になるわけではありません。
外壁材の種類や劣化状態、金属部品の腐食状況などを確認する必要があります。
特に金属製の水切りや板金部分などは、外壁の塗膜とは異なる対策が必要になる場合があります。
8-2.内陸部の住宅
内陸側の住宅でも、日当たりや周辺環境によって外壁の状態は異なります。
特に日当たりの良い外壁では、紫外線の影響によって塗膜の色あせや光沢の低下が進む場合があります。
一方、日当たりが少なく湿気がこもりやすい場所では、藻やコケなどが発生することがあります。
そのため、建物全体を同じ条件で考えるのではなく、外壁の面ごとの状態を確認することが大切です。
8-3.立地条件だけで塗料を決めない
平塚市内でも、住宅の立地や周辺環境はそれぞれ異なります。
同じ地域に建っている住宅でも、外壁材や築年数、過去の補修履歴によって適切な塗料は変わります。
したがって、地域の気候だけで塗料を決めるのではなく、現地調査で確認した状態をもとに判断する必要があります。

住宅の立地条件によって、日射や風雨、潮風などの影響は異なります。無機塗料を選ぶ際には、地域の特徴だけでなく、それぞれの住宅の状態を確認することが大切です。
9.無機塗料を選ぶ前に確認したい施工仕様
無機塗料を使用する際には、塗料の商品名だけでなく、施工仕様を確認することが重要です。
施工仕様とは、メーカーが製品ごとに定めている下塗り材や塗装回数、塗布量、乾燥時間などの条件です。
9-1.外壁材に適した製品か確認する
無機塗料には、使用できる外壁材や下地に条件が設けられている製品があります。
窯業系サイディング、モルタル、ALCなどでは、必要な下塗り材や補修方法が異なる場合があります。
また、既存塗膜の種類によっても、使用できる塗料が制限されることがあります。
そのため、外壁材と既存塗膜の状態を確認してから、使用する製品を選定する必要があります。
9-2.下塗り材との組み合わせを確認する
無機塗料の性能を発揮するためには、適切な下塗り材を使用することが重要です。
下塗り材には、外壁と上塗り塗料の密着性を確保する役割などがあります。
ただし、すべての下塗り材が無機塗料に使用できるわけではありません。
メーカーが指定する適合下塗り材や施工条件を確認する必要があります。
9-3.塗布量や乾燥時間を守る
塗料には、メーカーが定める標準塗布量や乾燥時間があります。
塗布量が不足すると、必要な塗膜厚を確保できない場合があります。
また、十分な乾燥時間を確保せずに次の工程へ進むと、塗膜の仕上がりや性能に影響する可能性があります。
そのため、施工時には気温や湿度などの条件も考慮し、製品の仕様に沿って作業する必要があります。
9-4.既存塗膜の状態を確認する
塗り替え工事では、既存塗膜がどの程度密着しているかを確認することが大切です。
塗膜に浮きや剥がれがある場合には、その状態に応じた処理が必要になります。
高耐候性の無機塗料を使用する場合でも、既存塗膜に浮きや剥がれが残っていると、塗膜の密着性や耐久性に影響するおそれがあります。
そのため、塗装前には既存塗膜の状態を確認し、必要に応じて劣化した塗膜の除去や下地補修を行うことが重要です。

無機塗料を使用する際には、メーカーが指定する下塗り材や塗布量、乾燥時間などの施工仕様を確認することが重要です。
10.無機塗料を選ぶ際に確認したい5つのポイント
無機塗料を検討する際には、次の5つを確認すると判断しやすくなります。
① 使用する塗料の商品名
「無機塗料」という分類だけでなく、メーカー名と商品名を確認してください。
② メーカーが公表する性能
耐候性や低汚染性など、どのような性能が示されているか確認してください。
③ 外壁材との適合性
現在の外壁材や既存塗膜に使用できる製品か確認してください。
④ 施工仕様
下塗り材、塗装回数、塗布量、乾燥時間などを確認してください。
⑤ 今後の維持管理計画
塗り替え周期を延ばすことが、住宅の使用予定や予算に合っているか確認してください。
無機塗料を選ぶ際には、商品名や性能だけでなく、外壁材との適合性や施工仕様、今後の維持管理まで含めて比較することが大切です。
住宅の状態や予算に合った製品を選ぶことで、無機塗料の特性を生かした外壁塗装につながります。
11.山口塗装建業が無機塗料を検討する際に大切にしていること
外壁塗装では、塗料の耐候性や価格だけでなく、住宅の状態や今後の維持管理を考えた塗料選びが重要です。
山口塗装建業では、平塚市および周辺地域の住宅について、現地調査で確認した外壁の状態をもとに、必要な補修や塗装方法を検討しています。
無機塗料についても、耐候性の高さだけを理由におすすめするのではなく、それぞれの住宅に適しているかを重視しています。
11-1.現地調査の結果を塗料選びに反映する
外壁材の種類や既存塗膜の劣化状態によって、適切な補修方法や使用できる塗料は異なります。
そのため、ひび割れや塗膜の浮き、剥がれなどを確認し、必要な下地補修を検討したうえで塗料を選定します。
無機塗料が適さないと判断される場合には、ほかの塗料も選択肢として検討します。
11-2.塗料の特徴と注意点を分かりやすく説明する
無機塗料には高い耐候性が期待できる製品がありますが、製品ごとに性能や施工条件は異なります。
山口塗装建業では、塗料のメリットだけでなく、費用や施工上の注意点についても、お客様が比較・検討できるよう分かりやすく説明することを大切にしています。
11-3.住宅の将来を考えた塗料選びを大切にする
外壁塗装では、最も高価な塗料が必ずしも最適とは限りません。
今後の居住予定や予算、将来的なメンテナンスの考え方によって、適切な塗料は変わります。
山口塗装建業では、無機塗料を含めた複数の選択肢から、それぞれの住宅に必要な性能と費用のバランスを考えた塗料選びを大切にしています。

無機塗料を選ぶ際には、外壁材や既存塗膜の状態を確認することが重要です。住宅の状態に合わせて、適切な塗料と施工仕様を検討します。
12.まとめ|無機塗料は長持ちするが、住宅との相性が重要
無機塗料は、高い耐候性が期待できる塗料の一つです。
製品によっては、紫外線による劣化を抑え、外壁の美観や保護性能を長期間維持することが期待できます。
しかし、無機塗料という名称だけで、すべての住宅に同じ耐久性が得られるわけではありません。
重要なのは、使用する製品の性能、外壁材との適合性、既存塗膜の状態、施工仕様などを確認することです。
また、塗膜が長期間良好な状態を維持できても、住宅全体の点検や補修が不要になるわけではありません。
平塚市で無機塗料を検討する際には、住宅の立地や劣化状態、今後の維持管理計画を踏まえて判断することをおすすめします。
山口塗装建業では、平塚市および周辺地域の外壁塗装について、住宅の状態を確認したうえで施工内容をご提案しています。
無機塗料をすすめられたものの、本当に必要なのか分からない場合や、ほかの塗料との違いを確認したい場合も、お気軽にご相談ください。






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