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【プロ直伝】シリコン?フッ素?平塚市の住宅に本当に最適な「塗料の寿命とコスパ」比較

  • 7月23日
  • 読了時間: 20分

更新日:8月22日



平塚市で外壁塗装を検討する際、「シリコン塗料とフッ素塗料のどちらを選ぶべきか」「潮風や強い日差しに耐えられる塗料はどれか」という疑問は非常に多く寄せられます。相模湾に面した南部エリアと丹沢からの風が吹き抜ける北部エリアでは、住宅が受けるダメージの性質が大きく異なります。


初期費用と耐久年数のバランスを正しく見極めるための塗料比較、平塚市の気候特性に合わせた選び方、トータルコストを抑えるポイントを整理しました。


1.平塚市の地域特性と塗料の選び分け


平塚市はエリアによって外壁劣化の主な原因が異なります。立地に合わせた選定が耐用年数を大きく左右します。


【南部・沿岸エリア(袖ケ浜、高浜台、千石河岸など)】



主な劣化要因 


海からの潮風(塩害)と強い紫外線


推奨塗料 


フッ素塗料 または 無機塗料


選定理由

 

シリコンでは塩分を含んだ海風により塗膜表面のチョーキング(白粉化)が早まるリスクがあります。耐候性・耐塩害性に優れたフッ素以上のグレードを選ぶことで、サビや塗膜剥がれを防ぎやすくなります。


【北部・内陸エリア(吉沢、岡崎、北金目など)】


主な劣化要因


 湿気、砂埃、冬場の乾燥と寒暖差


推奨塗料

 

ラジカル制御形シリコン または 防カビ・防藻機能付きシリコン


選定理由


 緑や田畑が多い地域では湿気によるコケ・藻の発生が目立ちます。低汚染性や防カビ機能を持つラジカル制御塗料を選ぶと、費用を抑えつつ長期的に美観を維持できます。


2. シリコン vs フッ素:30年間のトータルコスト(LCC)比較


1回の施工費用だけでなく、住宅に住み続ける期間全体の「足場代・施工回数」を含めたシミュレーションです。


【シリコン塗料で維持する場合(約10年周期で塗り替え)】


10年目:約80万円(足場代含む)


20年目:約80万円(足場代含む)


30年目:約80万円(足場代含む)


30年間の合計費用:約240万円(施工3回・足場代3回分)


【フッ素塗料で維持する場合(約15年周期で塗り替え)】


15年目:約115万円(足場代含む)


30年目:約115万円(足場代含む)


30年間の合計費用:約230万円(施工2回・足場代2回分)


1回ごとの工事費はシリコンの方が抑えられますが、約30年のスパンで見ると、足場設置費用(1回あたり15万〜20万円)の回数が減るため、フッ素塗料の方が生涯コストを抑えられるケースが多くなります。


3.業者見積もりをチェックする3つの必須項目


見積書を確認する際、平塚市での施工品質を保つために確認すべきポイントです。


  • 「下塗り材」のメーカーと商品名が明記されているか


    フッ素やシリコン(上塗り材)の性能を発揮させるには、外壁材(サイディング、モルタル等)に適したシーラーやフィラー(下塗り材)を選ぶ必要があります。「塗料一式」としか書かれていない場合は内訳を確認してください。


  • 塗装回数が「3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)」になっているか


    規定の塗膜厚(塗料の厚み)を確保しないと、どんな高級塗料でも耐用年数より早く劣化します。


  • シーリング(コーキング)の仕様確認



    サイディング住宅の場合、外壁目地のシーリング打ち替えが必要です。塗料を高耐久(フッ素)にしても、シーリングが通常グレード(耐用年数5〜7年)のままだと目地から先に傷んでしまいます。高耐候シーリング(オートンイクシード等)の併用が基本となります。



4.平塚市でのさまざまな影響


平塚市は南側に相模湾が広がり、市街地を相模川や金目川が貫く地理的特徴を持っています。そのため、一般的な内陸部の住宅地と比較して外壁・屋根にかかる自然環境の負荷が大きく異なります。


【塩分を含んだ海風(塩害)】


 海岸線に近い袖ケ浜、松風町、龍城ケ丘、千石河岸などの南部エリアはもちろん、南風が強い日には新幹線高架周辺の内陸部まで微細な塩分粒子が飛来します。塩分が付着した外壁は化学反応により塗膜の加水分解が進み、チョーキング現象(白亜化)や金属部のサビが急速に進行します。


【強烈な紫外線と西日】


遮蔽物の少ない平野部特有の強い直射日光、特に西日を受ける西面外壁では、紫外線エネルギーが塗膜樹脂の化学結合(C-C結合など)を切断し、色あせやクラック(ひび割れ)を引き起こします。


【河川沿いの湿気と苔・藻の発生】



相模川や金目川周辺、田畑が隣接する北部エリアでは湿度が高く、北面や日陰部分の外壁に苔(コケ)や黒カビが繁殖しやすくなります。


5.主要4大塗料の耐候年数・費用・特性比較


平塚市の住宅塗装で頻繁に比較される「シリコン」「ラジカル制御形」「フッ素」「無機」の基本性能と実勢相場です。


塗料グレード

耐用年数(平塚エリア実効値)

材工平米単価(目安)

特徴・平塚市での適性

高耐候シリコン

8〜10年(通常10〜12年)

2,500〜3,200円/㎡

コスト重視の定番。ただし海風や強い紫外線を受ける立地ではチョーキングが早めに発生しやすい。

ラジカル制御形

11〜13年(通常12〜15年)

2,800〜3,500円/㎡

シリコン同等の価格帯で紫外線劣化因子(ラジカル)を抑制。平塚の一般住宅地で現在最も費用対効果が高い。

フッ素樹脂

14〜16年(通常15〜20年)

3,800〜4,800円/㎡

耐候性・耐薬品性に優れ、塩害地域に極めて強い。光沢保持率が高く、塗り替え回数を減らしたい海側エリアに最適。

無機・無機ハイブリッド

18〜22年(通常20〜25年)

4,800〜6,200円/㎡

ガラス質・セラミック成分を高配合。超高耐候・親水性(雨で汚れを洗い流す)を持ち、長期的なトータルコストを最小化。


6.30年間のライフサイクルコスト(LCC)シミュレーション


外壁塗装の費用を考える際、1回の工事費用(イニシャルコスト)だけで判断するとトータルで数十万円〜百万円以上の損失につながります。外壁塗装には毎回足場架設費用(約15〜25万円)や高圧洗浄・養生・諸経費が必ず発生するためです。


延床面積30坪(外壁塗装面積 約130〜150㎡)での30年試算


パターンA:汎用シリコン塗料(10年サイクルで3回塗り替え)


  • 1回目(10年目)

    約95万円(外壁塗装+付帯部+足場)


  • 2回目(20年目)

    約95万円


  • 3回目(30年目)

    約95万円


  • 30年間の総額

    約285万円(足場代・共通仮設費 3回分計上)


パターンB:フッ素樹脂塗料(15年サイクルで2回塗り替え)


  • 1回目(15年目)

    約120万円(外壁フッ素+高耐久付帯+足場)


  • 2回目(30年目)

    約120万円


  • 30年間の総額

    約240万円(足場代・共通仮設費 2回分計上)


  • 差額

    シリコンより約45万円削減+工事中のストレス半減


パターンC:無機ハイブリッド塗料(20年超サイクルで1.5回塗り替え想定)


  • 1回目(初日/10年目)

    約140万円(外壁無機+超高耐久付帯+超耐候シーリング+足場)


  • 2回目(30年目)

    約140万円


  • 30年間の総額

    約280万円(30年以降も保護膜が長期持続)


7.塗料の耐候性を台無しにする「3大落とし穴」


どんなに高級なフッ素や無機塗料を選定しても、施工仕様が間違っていれば期待寿命の半分以下で劣化します。


1. シーリング(コーキング)の耐久年数とのミスマッチ


サイディング外壁において、目地シーリングの標準寿命は7〜10年程度です。


  • 失敗例



     20年耐候の無機塗料を塗ったのに、目地シーリング材に標準的な変成シリコンを使用した結果、10年足らずで目地が破断・剥離し、目地補修のためだけに再び足場を組む羽目になる。


  • プロの対策


    フッ素・無機塗料を採用する場合は、シーリング材にもオートンイクシードや高耐候変成シリコンなどの「耐候年数15〜20年クラスの高耐久シーリング材」を必ずセットで指定する。


2. 立地と下地状態を無視した「下塗り材」の選定


上塗り塗料の接着力と耐久性は、下塗り材(プライマー/シーラー/サーフェーサー)で決まります。


  • 平塚市の海沿い・湿潤エリアでは、下地内部に湿気や微細な塩分が残留しているケースがあります。


  • 脆弱化した外壁には「浸透型エポキシ系シーラー」で下地を強固に固め、微細なクラックが多いモルタル面には「微弾性フィラー」を肉厚に塗布して防水層を形成することが必須条件です。


3. 規定塗布量とインターバル(乾燥時間)の遵守


塗料メーカー各社は1㎡あたりの「所要量(kg/㎡)」と「塗り重ね乾燥時間」を厳密に定めています。


  • 塗膜の厚みが不足(規定量未満の薄塗り)すると、期待される耐候年数は発揮されません。


  • 缶数計算(塗装面積 × 所要量 = 必要な塗料缶数)を事前に算出し、現場に納品された空き缶の数を確認することが手抜き工事を防ぐ最も確実な防衛策です。


8.平塚市の地域・ライフプラン別:最適塗料の結論


  • 国道1号線より南(海側・塩害リスク高エリア)


    推奨

    フッ素樹脂 または 無機塗料 + 超耐候シーリング


    塩分と強風に対する耐薬品性・非粘着性が必須。塗膜劣化による下地サイディングの爆裂・腐食を未然に防ぎます。


  • 平塚駅周辺〜中央市街地・住宅密集地


    推奨


    ラジカル制御形シリコン塗料。コストパフォーマンスを最優先しつつ、12〜13年前後の安定した美観維持と保護機能を両立。


  • 金目・土屋・吉沢・大神など(北部・山沿い・湿潤エリア)


    推奨

    低汚染・防藻防カビ機能付きラジカル制御形 または 親水性無機塗料。雨水で汚れを浮き上がらせて流す「セルフクリーニング機能」および強力な防藻性能を備えた仕様が最適です。


  • 今後の居住年数が10年未満(売却・建て替え予定)


    推奨


    高耐候シリコン塗料


    平塚市の地域特性(塩害・湿気・強風)と塗料劣化のメカニズム

    平塚市は南部(海岸エリア)と北部(内陸・山寄りエリア)、さらに相模川流域で住宅が受ける環境負荷が大きく異なります。


    潮風に含まれる塩分が塗膜表面に付着し、強烈な紫外線と合わさることで塗膜の分解速度が内陸部より約1.2〜1.5倍早まります。塗膜の結合が切れると白い粉が手につく「チョーキング現象」が通常より早く発生します。


    相模川流域・低地エリア

       

    高湿度によるコケ・カビの繁殖


    湿気が滞留しやすい立地では、北面や日陰部分の外壁に緑色のコケや黒カビが根を張りやすくなります。塗料の防カビ・防藻性能のグレードが低いと、5年程度で美観を損ねる原因になります。


    北部・内陸エリア(岡崎・吉沢方面など)

     

     丹沢おろし(強風)と寒暖差


    冬場の強い北風による飛来物の衝突や、朝晩の寒暖差による外壁材の微細な伸縮が塗膜にクラック(ひび割れ)を引き起こしやすくなります。


    9.30年間のトータルコスト(LCC)比較シミュレーション


    1回あたりの塗装工事費用だけでなく、足場代(一般的な延床30坪の住宅で約15〜20万円/回)を含めた「30年間での総支払額(ライフサイクルコスト)」で比較することが最も重要です。


塗料グレード

耐用年数

1回の工事費用目安(外壁+付帯部+足場)

30年間の塗替え回数

30年間の総コスト目安

コスパ評価

一般的なシリコン

8〜10年

80万〜100万円

3回

約270万円

1回は安いが足場代が重なる

ラジカル制御型シリコン

12〜14年

90万〜110万円

2回

約200万円

初期費用・耐久性のバランス最優秀

高耐候フッ素

15〜18年

120万〜140万円

2回

約250万円

塩害・紫外線の強い海沿い向き

無機・無機ハイブリッド

20〜25年

140万〜170万円

1〜2回

約230万円

長期居住確定ならトータル最安級


10.見落とし厳禁!「シーリング材(コーキング)」の耐用年数ギャップ


サイディング外壁で最も多い失敗が、「塗料は15年耐久のフッ素を選んだのに、目地のシーリング材は耐用年数5〜7年の標準品を施工してしまった」というケースです。


  • 耐用年数の不一致が起きる問題


    塗膜が綺麗なままでも、目地のシーリングが先に痩せたり破断したりすると、そこから雨水が侵入して外壁材自体を腐食させます。目地補修のためだけに改めて足場を組むことになり、余計な出費が発生します。


  • プロの推奨仕様



    フッ素や無機塗料を選ぶ場合は、シーリング材も高耐候性シーリング(オートンイクシードなど、期待耐候年数15〜20年以上の製品)を指定し、塗料と目地の寿命サイクルを必ず揃えてください。


11.外壁素材別・平塚市住宅の最適塗料マップ


  • 窯業系サイディング


    推奨



    ラジカル制御型シリコン または 柔軟性のある無機ハイブリッド塗料


    注意点


     蓄熱による温度変化が大きいため、硬すぎる塗料を塗るとひび割れに追従できずクラックが入るリスクがあります。


  • モルタル・リシン吹き付け外壁


    推奨


     微弾性フィラー(下塗り)+ 高耐候性弾性塗料


    注意点

     

  • モルタルは構造上ヘアクラック(微細なひび)が入りやすいため、下塗り材の膜厚を十分に確保し、ひび割れ追従性を高める施工が必須です。


12.業者選び・見積もり時のチェックポイント


  • 塗布面積が「坪数」ではなく「実面積(㎡)」で算出されているか


    延床面積からの概算ではなく、窓などの開口部をしっかり除外した実平米数が記載されているかを確認します。


  • 下塗り・中塗り・上塗りの塗料名と仕様が明記されているか


    「シリコン塗装 一式」といった大雑把な表記ではなく、メーカー名・製品名・施工缶数(使用予定量)まで記載されている業者は施工管理基準が明確です。


  • 立地条件(海風の当たり具合や日当たり)に応じた仕様提案があるか


    南面・西面の紫外線劣化対策や、北面の防藻対策など、面ごとの劣化傾向に合わせた施工プランが提示されているかをチェックしてください。必要以上の耐久グレードを避け、直近10年間の防水保護を適正価格で確保します。塗料グレード別「期待耐用年数・平米単価・特徴」徹底比較


    まずは現在主流となっている主要塗料の基本スペックと、平塚市エリアでの適性を一覧で整理します。


塗料グレード

耐用年数の目安

平米単価(3回塗り)

特徴・平塚エリアでの適性

こんな方におすすめ

シリコン塗料

約8〜12年

2,300〜3,000円/㎡

コスパと実績は随一。ただし海岸沿いでは紫外線と塩害で劣化が早まりやすい

10年前後で定期点検・リフレッシュしたい方

ラジカル制御型

約12〜15年

2,800〜3,500円/㎡

シリコン並みの価格帯で劣化因子(ラジカル)を抑制。日当たりの良い立地に高耐候

コスパ重視でシリコンより長持ちさせたい方

フッ素塗料

約15〜20年

3,800〜5,000円/㎡

強い結合力で紫外線・酸性雨・塩害に高い耐性。過酷な沿岸部でも光沢を長期保持

塗り替え回数を減らし、長期美観を保ちたい方

無機塗料

約20〜25年

4,500〜6,000円/㎡

ガラス質の無機成分主体で圧倒的な硬度と超低汚染性。カビ・苔の発生も強固に防ぐ

「今回で最後の外壁塗装にしたい」長期維持重視の方


13.平塚市の地域特性から導く「塗料選びの判断基準」


平塚市は海・川・平野・丘陵部がコンパクトにまとまっている分、「どの地域に家が建っているか」によって外壁が受けるダメージの種類が大きく異なります。


1. 海岸・南部エリア(袖ヶ浜・龍城ケ丘・千石河岸・平塚駅南口周辺など)


  • 主な劣化要因


     潮風(塩害)、強風による飛砂摩耗、強烈な紫外線


  • おすすめ塗料


    フッ素塗料 または 無機塗料


  • 理由


     シリコン塗料では潮風と直射日光の影響で7〜8年程度でチョーキング(白亜化)が始まるケースがあります。耐塩害性と耐候性に優れたフッ素以上のグレードを選ぶことで、金属サイディングや下地金物のサビ進行も強力に抑止できます。


2. 河川沿い・低地エリア(相模川・金目川・渋田川周辺)


  • 主な劣化要因


     湿気・湿度滞留、苔・藻・カビの繁殖


  • おすすめ塗料


     親水性機能付きラジカル塗料 または 防カビ・防藻強化仕様の無機塗料


  • 理由


     日当たりや風通しによって北面外壁が緑色に変色しやすいため、雨水で汚れを洗い流す「セルフクリーニング(親水性)機能」と高い透湿性・防藻性を持つ塗料が必須です。


3. 北部・丘陵内陸エリア(北金目・真田・岡崎・徳延・四之宮など)


  • 主な劣化要因


     1年を通じた激しい寒暖差、長時間の紫外線照射


  • おすすめ塗料

     

    高耐候ラジカル制御型塗料


  • 理由


     強い日差しによる塗膜劣化を防ぐラジカル制御型が最もコストパフォーマンスを発揮します。12〜15年スパンで無理のない計画的メンテナンスが可能です。


14.30年間のトータルコスト(LCC)シミュレーション


外壁塗装は「1回の見積もり金額」だけでなく、足場代を含めた30年間の生涯メンテナンスコスト(ライフサイクルコスト)で比較することが最大の節約ポイントです。


足場代の前提


 30坪前後の戸建て住宅では、1回の塗り替えごとに約15万〜20万円の仮設足場費用が発生します。


【30年間の塗り替え回数と総額の目安(建坪30坪・延床100㎡)】


一般シリコン塗料(10年耐久)


塗り替え回数

   3回(10年目・20年目・30年目)


1回あたりの総工費

   約80万円〜90万円


30年総額

   約240万〜270万円(足場代 3回分含む)


ラジカル制御型塗料(13〜15年耐久)


塗り替え回数

   2回(13〜15年目・28〜30年目)


1回あたりの総工費

   約95万円〜105万円


30年総額

   約190万〜210万円(足場代 2回分含む)


高耐候フッ素 / 無機塗料(18〜20年耐久)


塗り替え回数

   1.5回(18年前後に1回、次回は大幅先)


1回あたりの総工費

   約120万円〜140万円


30年総額

   約180万〜200万円(足場代 1〜2回分)


1回あたりの施工費はシリコンが安価ですが、15年以上のスパンで見ると足場代が削減できる「ラジカル制御型」や「フッ素・無機塗料」のほうが生涯コストを50万〜80万円ほど抑えられる計算になります。


15.塗料の寿命を100%引き出すための3大必須条件


どれほど高級なフッ素や無機塗料を選んでも、下地処理や施工基準が疎かでは本来の耐用年数は出ません。


  1. コーキング(シーリング)のグレードを塗料に合わせる


    サイディング目地のコーキングが10年で破断すると、外壁塗膜が残っていても雨水が侵入して足場を再架設する羽目になります。フッ素や無機を選ぶ際は、15〜20年耐久の「高耐候オートンイクシード等」を組み合わせるのが鉄則です。


  2. 下地材(サイディング・モルタル)に合わせた専用下塗り材の選定



    塩害や湿気で傷んだ下地には、吸い込みをしっかり止めるエポキシ系や微弾性フィラーなどの下塗り材を適正量塗布することが密着不良を防ぐ防波堤になります。


  3. 基準塗布量とインターバル(乾燥時間)の厳守


    メーカー規定の塗布量(缶数)を守り、下塗り・中塗り・上塗りの乾燥時間を遵守する3回塗りが仕上がりの膜厚と耐久性を決定づけます。


16.失敗しないための最終チェック


  • 築年数が浅く今後30年以上住み続ける


     ラジカル制御型、またはフッ素・無機塗料


  • 海岸線近く(国道134号〜駅南エリア)


     耐塩害仕様のフッ素塗料・無機塗料


  • 予算重視かつ10年ごとに色替えを楽しみたい


     高品質シリコン塗料


  • 川沿いで湿気や苔汚れが気になる


     低汚染・防藻機能付きラジカルまたは無機塗料


立地環境・外壁材の種類・今後の居住年数に合わせて最適なバランスを選択することが、平塚市での外壁リフォームを成功させる最短ルートです。平塚市のエリア別環境と塗料マッチング


平塚市は南側の相模湾に面した海岸線から、相模川・金目川周辺の低地、北部の緑豊かな丘陵地帯まで、同一市内でも劣化要因が大きく異なります。立地特性に合わせた塗料選びが耐久年数を左右します。


エリア

主な劣化リスク

推奨塗料グレード

選定のポイント

沿岸エリア



(袖ケ浜・千石河岸・虹ケ浜など)


海風による塩害、強風に伴う砂塵摩耗、強い紫外線

フッ素塗料 / 無機塗料

塗膜硬度が高く塩分が付着しにくい低汚染タイプを選定。鉄部下地にはエポキシ系強力防錆プライマーが必須。

河川・低地エリア



(相模川・金目川流域、中原周辺)


湿気停滞によるコケ・藻・カビの繁殖、朝夕の結露

ラジカル制御型シリコン / 透湿性シリコン

強力防カビ・防藻剤配合塗料を選択。外壁内部の湿気を逃がす透湿性の高い水性塗料が有効。

北部・内陸エリア



(大神・吉沢・土屋など)


直射日光による紫外線劣化、寒暖差による外壁伸縮

ラジカル制御型 / フッ素塗料

紫外線によるラジカル発生を抑える塗料を選び、クラック追従性に優れた弾性下地と組み合わせる。

17.30年間トータルコスト比較(延床面積30坪・外壁塗装モデル)


初期費用だけでなく、足場代(1回あたり約15万〜20万円)を含めた30年間のトータルメンテナンス費用の差です。


塗料グレード

耐用年数

1回あたりの工事費用目安

30年間の塗装回数

30年間の総費用目安

標準シリコン

8〜10年

75万〜90万円

3回

約240万〜270万円

ラジカル制御型シリコン

12〜15年

85万〜100万円

2回

約170万〜200万円

高耐候フッ素

15〜18年

110万〜130万円

2回

約220万〜260万円

無機ハイブリッド

20〜25年

130万〜155万円

1〜2回

約180万〜230万円

1回ごとの単価が安価なシリコン塗料でも、30年間で3回の塗り替えと足場設置が必要になるとトータルコストは最も高くなります。「次回の足場代を1回分浮かせる」という観点では、ラジカル制御型または無機塗料が長期的な費用対効果に優れます。


18.塗料の耐用年数をフルに発揮させる3つの施工基準


どれほど高耐久な塗料を使用しても、下地処理やシーリングの仕様が伴っていなければ期待通りの寿命は得られません。


  • シーリング材の耐用年数同期



    サイディング住宅でフッ素や無機塗料(耐用15〜20年)を選ぶ場合、一般的な変成シリコンシーリング(耐用7〜10年)では目地が先にひび割れます。塗料の寿命に合わせて高耐候シーリング材(オートンイクシード等)を指定し、打ち替えを行う必要があります。


  • 外壁素材に合わせた下塗り材の選定


    モルタル壁の微細なひび割れには微弾性フィラー、サイディングの吸い込み防止・密着強化にはエポキシ系シーラーなど、下地材に応じた下塗りを行わないと早期剥離の原因になります。


  • 付帯部(破風・雨樋・雨戸)のグレード統一


    外壁本体にフッ素を塗り、付帯部にウレタン塗料を使うと、5〜6年で付帯部だけ色褪せやチョーキングを起こし、再度足場を組んで補修するリスクが生じます。家全体の塗膜寿命を揃える設計が基本です。


19.ライフプラン別・失敗しない塗料の選び方


  • 今後10年程度で売却・建て替えを検討している


    初期費用を最小限に抑えられる高耐候シリコン塗料が最適です。無駄な余剰耐用年数を作らず、コストを最小化できます。


  • 今の家にあと20〜25年以上住み続ける予定


    塗り替え回数を1回で済ませられるラジカル制御型シリコン、または無機ハイブリッド塗料を選ぶことで、生涯メンテ費用と工事の手間を大幅に削減できます。


  • 色褪せしにくい濃色・ブラック系デザインにしたい



    紫外線劣化によるチョーキングや色褪せが目立ちやすいため、ラジカル発生を抑えるラジカル制御型またはフッ素塗料が適しています。下塗り材とシーリング(コーキング)のグレードを塗料に合わせる


    上塗り塗料を耐用年数15年以上のフッ素や無機にしても、目地のコーキングが7〜8年で劣化する汎用タイプでは、そこから雨水が侵入して建物自体の寿命を縮めます。耐用年数の長い塗料を選ぶ際は、必ず「高耐候オートンイクシード」などの高耐久シーリング材や、下地調整用の浸透型エポキシ系シーラーをセットで指定することが不可欠です。


  • 「メーカー推奨の塗布量と乾燥時間」を守る職人の技術力


    どんなに高価なフッ素・無機塗料でも、規定以上に薄めたり、乾燥時間を待たずに塗り重ねたりすると、本来の耐候性は発揮されません。仕様書通りの塗布量(缶数管理)とインターバルを厳格に管理する施工管理体制があるかを確認することが重要です。


20.30年間のトータルコスト(ライフサイクルコスト)比較


一般的な30坪の住宅で、今後30年間に発生する外壁・屋根塗装の総費用をシミュレーションします(足場代・高圧洗浄・付帯部塗装を含む)。


塗料プラン

塗り替え回数(30年間)

1回あたりの総費用

30年間の累計費用

コスト評価

標準シリコン塗料

3回(約10年ごと)

約90万円

約270万円

初期費用は安いが、足場代が3回分かかり長期では割高

フッ素塗料

2回(約15年ごと)

約120万円

約240万円

塗り替え回数を1回減らせるため、足場代を大きく削減可能

超高耐候無機塗料

1〜2回(約20年ごと)

約145万円

約215万〜290万円

20年スパンでの管理が可能になり、生涯コストを大幅に抑制

外壁劣化のサインと最適な塗り替え時期の見極め方


  • チョーキング現象(白亜化)



    外壁を手で触ったときに白い粉が付着する状態。塗膜の樹脂が紫外線で分解され、防水性が失われ始めている典型的なサインです。


  • ヘアークラック・構造クラックス



    幅0.3mm以下のヘアークラックは下地調整で補修可能ですが、幅0.3mm以上の構造クラックは内部への雨水浸入リスクがあるため、早期のVカット補修と再塗装が必要です。


  • 塗膜の浮き・剥がれ・サイディングの反り



    塗膜が素地から剥離している場合、塗料の保護機能はゼロに近いため、放置するとサイディング自体の張り替えが必要になり修繕費用が跳ね上がります。


外壁塗装・屋根塗装は、単に建物の色を塗り替えて美観を整えるだけのリフォームではありません。雨風や激しい紫外線、平塚市特有の海からの塩害や湿気といった過酷な自然環境から、大切な住まいという資産を長期にわたって守り抜くための「建物の予防医療」です。どんなに高機能で高価な塗料を選んでも、下地処理の手抜きや乾燥時間の不足、平塚市の立地条件を無視した塗料選びを行ってしまえば、数年で塗膜が剥がれ、本来の寿命を全うすることはできません。塗料の性能を100%引き出し、住まいの耐久年数を最大限に延ばすためには、気候特性を知り尽くした地域密着の施工品質が何よりも求められます。


平塚市で数多くの住まいを見つめ続けてきた山口塗装建業では、お客様一人ひとりのご自宅の立地環境、外壁材の種類、そして今後のライフプランやご予算に合わせた最適な塗装プランをご提案しています。「海沿いだから塩害に強い塗料を選びたい」「内陸部で湿気が多くカビに悩んでいる」「できる限り塗り替え回数を減らしてトータルコストを抑えたい」など、住まいに関するお悩みやご要望は千差万別です。山口塗装建業は、現地調査から下地補修、丁寧な3度塗り工程に至るまで、職人の確かな技術と徹底した品質管理で妥協のない施工をお約束いたします。


平塚市周辺で外壁や屋根の劣化、ひび割れ、チョーキングなどの症状が気になり始めた方や、シリコン・フッ素・無機塗料のどれが我が家に適しているのか迷われている方は、ぜひ一度山口塗装建業へお気軽にご相談ください。住まいのプロフェッショナルとして、公正な診断と分かりやすいお見積りをもとに、お客様の大切なマイホームを10年、20年先まで守る最適な塗装工事をお届けいたします。



 
 
 

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