外壁塗装時に発生する臭いをなるべく少なくし迷惑をなくす手段とは何か
- 2 日前
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今日も平塚での塗装工事でした。新しい現場が始まると、「どんな仕上がりになるだろう」「どんな色のバランスになるだろう」と、毎回ワクワクします。色を完全にお任せいただく現場は楽しさもありますが、その分悩みも増えます。今回はお客様の色指定がしっかり決まっていたので、スムーズに作業に入ることができました。
今回は、本日の施工内容とあわせて、外壁塗装工事で気になる臭いをなるべく少なくし、近隣へのご迷惑を減らす方法について、分かりやすくご紹介します。
本日の作業内容
先日は、一つの現場の最終確認と、別現場での高圧洗浄を行いました。そして本日は、新しい現場で以下の作業を進めました。
木部・鉄部のケレン
鉄部の錆止め
養生
4人体制で現場に入り、
全員で木部・鉄部のケレン作業
2人で錆止め
2人で養生
最後に全員合流して養生仕上げ
という流れで作業を進めました。
下地処理「ケレン」は塗装の寿命を左右する重要工程
外壁塗装や付帯部塗装で見落とされがちですが、ケレン作業は塗装の耐久性を大きく左右する非常に重要な工程です。古い塗膜や錆、汚れを除去し、表面を整えることで、塗料の密着性が高まり、剥がれにくく長持ちする塗膜が作れます。
塗装の仕上がりや耐久性は、実はこの下地処理で大きく差が出ます。
ケレンが大切な理由
塗料の密着性を高める
サンドペーパーやマジックロンなどで表面に細かな傷をつけることで、ツルツルした面にも塗料がしっかり食いつくようになります。これによって、塗膜が剥がれにくくなります。
錆や古い塗膜を除去する
錆や劣化した旧塗膜の上からそのまま塗装しても、下地ごと剥がれてしまう可能性があります。不要な部分をしっかり除去することで、新しい塗料の性能を十分に発揮できます。
仕上がりがきれいになる
汚れや凹凸を整えることで、塗装後の表面が平滑になり、美しい仕上がりが長持ちします。
ケレン作業の種類
ケレンは劣化状況によって、一般的に1種〜4種に分けられます。
1種ケレン
ブラスト処理などで、錆や塗膜をほぼ完全に除去する方法です。
2種ケレン
電動工具を使って広範囲の錆や塗膜を除去する方法です。
3種ケレン
錆が激しい箇所は電動工具、それ以外は手工具で処理する方法です。
4種ケレン
ワイヤーブラシ、サンドペーパー、マジックロンなどを使って、軽微な汚れや旧塗膜を除去する方法で、一般住宅ではよく行われます。
今回の現場では、旧塗膜にまだ活膜が残っていたため、第3種ケレンで対応しました。荒れている箇所や表面部分には、ディスクサンダーのヘッドを研磨用に切り替えたものを使用し、木部にはマジックロン240番やペーパーサンダー240番程度で調整しました。
また、木部の釘頭には表面に錆が出ている箇所もあったため、叩いて塗膜を落とし、しっかり研磨しておきました。ケレン工事は10時には完了しました。
鉄部の錆止め作業について
ケレン後は、鉄部に錆止めを入れていきました。今回使用したのは、弱溶剤2液型エポキシ樹脂系錆止めです。鉄部塗装では定番の材料で、密着性・防錆性ともに優れています。
霧除けの表面や棟板金はローラーで、その他の細かい部分は刷毛で塗装しました。また、雨戸・戸袋も12枚ほどあり、2人で進めていましたが、予定より作業量が多く、途中で外壁の下地処理班にも応援に入ってもらいました。最終的には4時過ぎにすべて完了しました。
なお、屋根については、平板スレート屋根専用の浸透型補修剤を使用し、裏表面から接着する補修も行いました。割れ自体はほとんどありませんでしたが、棟板金とスレートの隙間が数箇所あったため、そこは変成シリコンで埋めておきました。
養生作業も塗装品質を支える大切な工程
今回の作業では養生も進めました。養生は、塗装しない部分を保護するためだけでなく、仕上がりをきれいに見せるためにも非常に重要です。
窓やサッシ、床まわりなどをしっかり養生しておくことで、塗料の飛散や汚れを防ぎ、施工後のトラブルを減らすことができます。最終的には全員で合流し、養生までしっかり仕上げました。
明日は、養生の続きと木部の下塗りを、できるところまで進める予定です。
外壁塗装時の臭いをなるべく少なくする方法とは?
塗装工事をしていると毎回感じるのが、臭いで近隣の方にご迷惑をかけてしまっているのではないかという点です。事前にご挨拶をしてご理解をいただいていても、やはり臭いは気になるものです。
そこでここからは、外壁塗装時に発生する臭いをなるべく少なくする方法について、分かりやすく解説します。
外壁塗装の臭いの原因
外壁塗装の臭いは、主に塗料が乾燥する過程で成分が揮発することによって発生します。特に溶剤系塗料では、シンナー特有の強い臭いを感じやすくなります。
ただし、塗料選びや工事中の工夫によって、臭いはかなり軽減することが可能です。
臭いを抑える方法① 水性塗料を選ぶ
もっとも効果的なのは、臭いの少ない塗料を選ぶことです。
水性塗料は臭いが少ない
溶剤に水を使用する水性塗料は、油性塗料に比べてシンナー臭がかなり少ないのが特徴です。最近の住宅塗装では水性塗料が主流になっており、性能面でも十分高品質な製品が増えています。
F☆☆☆☆(エフフォースター)を選ぶ
F☆☆☆☆は、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ない基準を満たした製品です。臭いの原因となる成分も少ない傾向があるため、臭い対策を重視する場合はおすすめです。
無機塗料や水性シリコン塗料も検討
水性シリコン塗料や無機塗料は、比較的臭いがマイルドで、さらに耐久性も高い傾向があります。臭いと性能のバランスを重視する方には向いています。
臭いを抑える方法② 工事中の生活を工夫する
臭いが最も強くなるのは、塗料の乾燥中です。この期間に生活面で少し工夫するだけでも、体感はかなり変わります。
作業中は窓を閉める
塗装中に窓を開けると、外の臭いがそのまま室内に入りやすくなります。作業時間中は窓を閉めておき、職人が帰った後や夜間に換気するのが効果的です。
換気扇の使用を控える
キッチンや浴室の換気扇を回すと、室内の空気を外へ逃がす際に、外壁まわりの臭いを室内へ引き込んでしまうことがあります。臭いが強い工程の日は、必要最小限にするのがおすすめです。
エアコンは外気を取り込みにくい設定で
エアコンの室外機が塗装箇所の近くにある場合、臭いを吸い込みやすくなることがあります。自動運転や除湿運転など、外気を取り込みにくい設定で使用するのが安心です。
臭いを抑える方法③ 室内に残った臭いへの対策
万が一、室内に臭いが残った場合は、次のような方法が有効です。
しっかり換気をする
作業が終わった後に窓を開け、空気をしっかり循環させることで臭いを抜きやすくなります。
空気清浄機や脱臭機を使う
脱臭機能の高い空気清浄機を活用すると、室内の臭い対策に役立ちます。
重曹・炭・コーヒーかすを使う
重曹や炭、コーヒーかすなどは臭いを吸着しやすいため、簡易的な消臭対策としても便利です。
臭いを抑える方法④ 業者に事前相談する
塗装工事の臭い対策は、施主様側だけでなく、業者側の配慮もとても大切です。
低臭タイプの塗料を相談する
見積もりの段階で、「臭いの少ない塗料を使いたい」と相談しておくと、低臭タイプの提案を受けやすくなります。
近隣挨拶をしっかり行う
特に中塗り・上塗りの時期は臭いが強くなりやすいため、事前に近隣へ説明しておくことが大切です。「この数日は臭いが出やすいので、洗濯物を室内干しにしていただけると助かります」など、具体的に伝えておくことでトラブル防止につながります。
外壁塗装の臭い対策で特に大切なポイント
外壁塗装の臭いを最小限に抑えるためには、次の組み合わせが効果的です。
水性塗料やF☆☆☆☆の塗料を選ぶ
日中は窓を閉める
換気扇やエアコンの使い方を工夫する
空気清浄機や消臭アイテムを活用する
近隣へ事前に丁寧な説明を行う
完全な無臭にはできませんが、こうした対策を行うことで、臭いによるストレスやご迷惑をかなり減らすことができます。特に、体調が優れない方や乳幼児のいるご家庭では、臭いが強い日のみ外出するなどの対策も有効です。
一般的に、臭いのピークは中塗り〜上塗りの3日間程度になりやすい傾向があります。
まとめ|平塚で外壁塗装をするなら、臭い対策まで考えた施工が大切
外壁塗装工事では、見た目をきれいにすることはもちろん大切ですが、それと同じくらい、下地処理の丁寧さと臭いへの配慮が重要です。
今回の現場でも、
木部・鉄部のケレン
錆止め
養生
といった基本工程をしっかり進めながら、次の工程に備えました。塗装工事は、こうした見えにくい下準備があるからこそ、仕上がりと耐久性につながります。
そして、臭いについても、塗料選び・施工中の配慮・近隣への説明をしっかり行うことで、より快適な工事が可能になります。
平塚で外壁塗装をご検討中の方は、価格や見た目だけでなく、**「臭い対策までしっかり考えてくれる業者かどうか」**も、ぜひ確認してみてください。






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