サイディング目地の劣化が原因で起きる様々なトラブル 平塚市塗装
- 4月11日
- 読了時間: 6分

本日も平塚市で塗装工事を行ってきました。現場は会社から10分ほどの場所で、比較的近い現場でした。これから先は大きくて遠い現場も控えていますが、現場が近くても遠くても、やるべきことは変わりません。今日も丁寧な施工を心がけて作業を進めました。
最近は日もだいぶ長くなり、作業の進み方にも少し余裕が出てきました。先日は、破風板・軒先・鉄部のケレン作業、鉄部の錆止め、養生作業まで完了。そして本日は、残りの養生、破風板・軒天の下塗り、屋根の下地処理と下塗り、外壁のダメ込み、雨樋の下塗りまで行いました。
本日の作業内容
1. 養生作業
まずは、先日錆止めを入れておいたシャッターボックス4箇所、水切り、換気口の養生から始めました。
シャッターボックスは、ボックス部分だけを残して下部分はすでに養生してあったため、刷毛とローラーでスムーズに施工できました。水切りも、土間にブルーシートを敷いたうえでマスカー550を使って養生。換気口も1箇所のみだったため、3人で作業し、朝9時半には養生を終えることができました。
2. 破風板・軒天の下塗り
続いて、破風板と軒天の下塗りに入りました。使用したのは、ターペン可溶2液形エポキシ樹脂シーラーです。
この塗料は、主剤5:硬化剤1の比率で混ぜる材料のため、今回は主剤3kgに対して硬化剤0.6kgを加え、合計3.6kgで攪拌して使用しました。
軒天の表面やケラバ部分の破風板はローラーで、細かい箇所は刷毛で施工。この塗料は無色透明なので、しっかりムラを切りながら塗らないと、塗り残しが起こりやすいのが特徴です。
塗装工事は、施工直後ではなく数年後に差が出る仕事です。だからこそ、目先の仕上がりだけでなく、将来の耐久性まで考えて丁寧に施工することが大切だと考えています。
3. 雨樋の下塗り
昼頃には破風板・軒天の下塗りがだいたい良いところまで進んだため、1人は雨樋の下塗りへ回りました。その結果、午後2時には両方の作業が完了しました。
4. 屋根の下塗り
その後は、2人で屋根の下塗りを行いました。使用した材料は、弱溶剤二液反応硬化形下塗り材です。
この塗料は、
高い浸透性・固着性による下地補強
旧塗膜への優れた密着性
低臭気で扱いやすい
という特徴があり、実際の仕上がりも非常に良好でした。下塗り材として、とても優秀な材料だと感じています。
5. 外壁のダメ込み
外壁のダメ込みには、弱溶剤エポキシ樹脂系サーフェサーを使用しました。
この材料の特長は、
強固な浸透性・固着性
抜群の密着力
幅広い下地への対応力
優れた耐水性・耐食性
などです。
また、ダメ込みで使う刷毛も使い分けています。粗い面には豚毛、平滑な面にはナイロンの筋違刷毛を使用することで、塗料の乗り方や仕上がりに差が出ます。
本日の作業は午後4時にすべて完了しました。明日は、破風板・軒天のパテ処理、外壁の下塗り、パテ部分への再シーラー塗布、屋根の中塗りまで進める予定です。
サイディング目地の劣化で起こるトラブルとは?
今回の現場の外壁もサイディングのため、今回は**「サイディング目地の劣化が原因で起きるさまざまなトラブル」**について、分かりやすくご説明します。
サイディング目地には、建物が動くときの振動を吸収するクッションの役割と、隙間から雨水が入るのを防ぐ防水の役割があります。この目地部分が紫外線や雨風によって劣化すると、建物全体に深刻なダメージを与える可能性があります。
1. 雨漏りの発生
症状
目地にひび割れや剥がれが起きると、そこから雨水が建物内部へ侵入します。
結果
天井や壁からの雨漏り
窓枠まわりからの浸水
リスク
建物内部の木部が腐食し、シロアリ発生の原因になることもあります。
2. サイディングボードの反り・浮き・割れ
症状
侵入した雨水をサイディングが吸収し、乾燥と膨張を繰り返します。
結果
サイディングボードの反り
外壁の浮き
ビス周辺の割れ
リスク
一度反ってしまったサイディングは元に戻らず、張り替え工事が必要になることがあります。
3. 建物内部の腐食
症状
外壁の内部に入り込んだ雨水がうまく排出されず、湿気がこもった状態になります。
結果
柱や下地材など、建物の大切な構造部分が腐食します。
リスク
建物の耐久性が大きく低下し、耐震性にも悪影響を及ぼす可能性があります。
4. 凍害の発生
症状
内部に入り込んだ水分が寒さで凍結し、膨張します。
結果
サイディング表面が爆裂し、ボロボロに崩れてしまうことがあります。
リスク
塗装だけでは補修できず、外壁材そのものの補修や交換が必要になる場合があります。
5. 美観の低下や苔・カビの発生
症状
目地の劣化によって防水性が低下し、外壁が常に湿った状態になります。
結果
苔やカビが発生する
外壁全体が黒ずむ
見た目の印象が悪くなる
見た目だけの問題ではなく、湿気によって劣化がさらに進みやすくなるのも大きな問題です。
サイディング目地の劣化を放置するリスク
サイディングの目地劣化は、一見すると小さなひび割れや隙間に見えるかもしれません。しかし、放置してしまうと、目地補修だけで済んだはずのものが、外壁の張り替えや構造体の修理にまで発展することがあります。
補修費用の目安
目地打ち替えの相場
15万円~20万円程度
サイディング張り替えの相場
100万円~150万円以上かかるケースもあります
早めの点検と補修が、結果的に大きな出費を防ぐことにつながります。
サイディング目地の劣化を防ぐ対策
1. 5年~10年ごとの点検・メンテナンス
目地材は一般的に約10年前後で劣化が進むといわれています。特に、目地が硬くなっている場合は注意が必要です。
2. プロによる打ち替え
古いコーキング材をすべて取り除き、新しいシーリング材を充填することで、防水性能をしっかり回復できます。
3. 高耐候性シーリング材の採用
最近では、20年~30年耐久が期待できる高耐候性シーリング材もあります。今後のメンテナンス費用を抑えたい方にはおすすめです。
劣化サインのセルフチェック
サイディング目地の劣化は、見た目でもある程度確認できます。次のような症状が出ていたら、早めの対応をおすすめします。
ひび割れ・破断
表面に細かな亀裂が入っている、または裂けている状態です。
剥離
サイディングボードと目地材の間に隙間ができている状態です。
硬化
弾力がなくなり、触るとガチガチに固くなっている状態です。
これらの症状がある場合、防水機能が大きく低下している可能性があります。
まとめ|サイディング目地の劣化は早めの点検が大切です
サイディング外壁の目地劣化は、単なる見た目の問題ではありません。放置すると、雨漏り・外壁の反り・建物内部の腐食・凍害・苔やカビの発生など、建物の寿命を縮める深刻なトラブルにつながります。
もし、
目地にひび割れがある
剥がれや隙間が見える
触ると固くなっている
といった症状が見られる場合は、できるだけ早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
平塚市で外壁塗装やサイディング補修をご検討中の方は、早めの点検・メンテナンスが住まいを長持ちさせるポイントです。






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