外壁にひび割れが発生した時、対策と施工方法 平塚市外壁塗装工事
- 4月9日
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本日も平塚市で塗装工事を行ってきました。最近は平塚市内での現場が続いており、本当にありがたい限りです。地元の皆さまには感謝しかありません。
このところ、1件だけ伊勢原市の現場を挟みましたが、それ以外は10現場ほど平塚市内で工事をさせていただいています。こうして地域の皆さまにお声がけいただけることを、とても嬉しく思っています。
先日は高圧洗浄を行いましたので、本日はサイディング外壁の目地部分のシーリング打ち替え工事を進めました。今回はその作業内容とあわせて、外壁にひび割れが発生したときの対策と施工方法について、分かりやすくご紹介します。
本日の作業内容|サイディング目地のシーリング打ち替え工事
本日は、サイディングの目地部分のシール打ち替え工事を行いました。シーリング工事の基本的な流れは、以下の通りです。
既存シーリングの撤去
清掃
養生
バッカー材の設置
プライマー塗布
シーリング材の充填
ヘラ押さえ・形成
養生撤去
この流れを丁寧に行うことで、目地の防水性や耐久性をしっかり確保していきます。
既存シーリングの撤去で大切なポイント
まずは古いシーリング材の撤去作業です。今回はスピンカッタードリルを使用して作業しました。
このとき大切なのは、絶対にサイディングを傷つけないことです。そのため、ドリルは必ずソフトタイプを使用します。
また、ドリルを入れる前には、コーキングとサイディングの境目にカッターで両サイドの切れ込みを入れておくことが重要です。このひと手間によって、きれいに撤去しやすくなり、余計な傷も防ぎやすくなります。
撤去作業の流れ
スピンカッターを境目に押し当てる
最初は低速回転でゆっくりもぐり込ませる
ドリルが入ったら回転を上げ、コーキングの上を走らせるように進める
片側が終わったら反対側も同じように処理する
両面の接着が切れると、シーリングが紐状に剥がれる
残ったシーリングはスクレーパーなどで除去する
なお、出隅や入隅の部分はドリルではやりにくいため、手持ちのカッターで処理した方が安全です。
ここでの注意点
最初から高速で回転させると、外壁材を傷つける原因になります。必ず低速から始めることが大切です。
最後は、カッターの背やスクレーパーを使って細かい残りカスまでしっかり取り除き、きれいな状態にしていきます。
養生は仕上がりを左右する大切な工程
シーリングを撤去した後は、ライン出しのためにマスキングテープで養生します。
このとき、サイディングの角から1〜2mmほど控えてテープを貼るのがポイントです。そうすることで、シーリング材に適度な厚みができ、剥がれにくくなります。
なお、目地の構造によってはバックアップ材を入れる場合がありますが、今回の現場は金属製のハットジョイナーが入っているようだったため、バッカー材は使用していません。
プライマー塗布は“塗る”というより“染み込ませる”イメージ
養生後は、プライマーを塗布します。プライマーはシーリング材の密着性を高めるために欠かせない工程です。
刷毛で塗布する際のポイントは、左右の壁面だけを狙って塗ることです。目地の底にあるボンドブレーカーには塗らないよう注意が必要です。
もし底までプライマーを塗ってしまうと、3面接着になり、シーリング材が動きに追従できず、ひび割れの原因になります。
プライマー塗布のポイント
壁面にしっかり染み込ませるイメージで塗る
液だれに注意する
乾燥時間をしっかり守る
乾燥時間の目安は、
夏場:20〜30分程度
冬場:1時間程度
また、塗り終わった後に少し斜めから目地を見ると、プライマーが塗られた部分は濡れたように光って見えます。これで塗り残しのチェックがしやすくなります。
シーリング充填とヘラ仕上げのコツ
プライマーが乾いたら、次はシーリング材の充填です。
ガンを使って、目地の奥からあふれるくらいのイメージで、一定のスピードで打っていきます。一度に長く打ちすぎず、1m〜1.5mずつ進めるのが作業しやすいです。
充填時のポイント
ノズルの先端は目地幅と同じか、少し細め
ノズルを進行方向に向ける
自分の方へ引くように充填する
少し多いかなと思う程度に入れる
その後、ヘラで表面を整えます。
ヘラ押さえのポイント
ヘラの角度は約45度
寝かせすぎると材料を取りすぎる
立てすぎると表面が波打つ
何度も往復しない
一度で決めるつもりで、止まらず滑らかに動かす
最後は、シーリングが半乾きの状態でマスキングテープを剥がします。ヘラは金属製よりも、ゴムやスポンジ付きのヘラの方が扱いやすく、きれいに仕上がりやすいです。
今回はシーリング材を30本程度使用して作業を終えました。
外壁にひび割れが発生したらどうする?対策と施工方法を解説
今回はシーリング工事を行いましたが、コーキング材はサイディングの目地だけでなく、モルタル壁のひび割れ補修などにもよく使われます。
ここからは、外壁にひび割れが発生したときの対策と補修方法について分かりやすくご説明します。
ひび割れの種類と危険度の目安
外壁のひび割れには、大きく分けて2種類あります。
ヘアークラック
幅0.3mm未満の細いひび割れです。経年劣化によって表面に発生することが多く、比較的軽微な状態です。
この場合は、防水塗料や微弾性フィラーなどを使って補修し、その後塗装で保護する方法が一般的です。
構造クラック
幅0.3mm以上のひび割れで、建物の動きや構造的な影響によって発生している可能性があります。
このクラックは、
雨漏り
下地の腐食
建物内部への水の侵入
などのリスクがあるため、必ず適切な補修が必要です。
注意が必要なひび割れ
特に次のようなひび割れは注意が必要です。
窓サッシ周辺のひび割れ
建物の角に入るひび割れ
放射状に広がるひび割れ
階段状に入るひび割れ
このような症状は、地盤沈下や建物の動きが関係している場合もあるため、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
ひび割れの施工方法
1. ヘアークラックの補修方法
比較的軽微なひび割れの場合は、次のような流れで補修します。
清掃
まず、ひび割れ部分の汚れやゴミを除去します。
下地処理
微弾性フィラーやコーキング材を、直接またはヘラで擦り込むように充填します。
塗装
しっかり乾燥させた後、上塗りを行って表面を保護します。
2. 構造クラックの補修方法
幅が広いひび割れや深いひび割れの場合は、よりしっかりした補修が必要です。
Vカット・Uカット
グラインダーを使って、ひび割れに沿って壁を削り、断面をV字またはU字に広げます。この作業によって、補修材がしっかり入るスペースを確保します。
清掃
削った後の粉やゴミをしっかり取り除きます。
プライマー塗布
補修材の密着性を高めるためにプライマーを塗布します。
コーキング材充填
ひび割れ内部にコーキング材をたっぷり充填します。
表面仕上げ
最後にヘラで平らにならし、必要に応じて塗装仕上げを行います。
専門業者に任せた方が良いケース
次のような場合は、DIYではなく専門業者に依頼するのが安心です。
ひび割れの幅が0.3mm以上ある
深さが深い
放射状・階段状に広がっている
2階以上の高所にある
DIYで補修したのに再発している
外壁のひび割れは、単なる表面の傷ではなく、建物の内部に影響していることもあります。そのため、自己判断せず、早めに点検を受けることが大切です。
まとめ|外壁のひび割れは放置せず、早めの点検と補修が大切です
外壁のひび割れは、最初は小さくても放置することで大きなトラブルにつながることがあります。特に0.3mm以上の構造クラックは、雨漏りや内部腐食の原因になるため注意が必要です。
また、サイディング外壁の目地部分も、シーリングの劣化を放置すると防水性が落ち、外壁全体の寿命を縮めてしまいます。
今回ご紹介したように、
シーリング打ち替えを適切に行うこと
ひび割れの種類を見極めること
必要に応じて早めに補修すること
が、住宅を長持ちさせるためにはとても大切です。
平塚市で外壁塗装やシーリング工事、ひび割れ補修をご検討中の方は、早めの点検と適切なメンテナンスをおすすめします。






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