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コーキング打ち替えとは?基礎知識から費用相場、業者選びまで解説

  • 執筆者の写真: できるくん ホームページ
    できるくん ホームページ
  • 1 日前
  • 読了時間: 11分
コーキング打ち替えとは

外壁の目地や窓周りに黒いゴムのような材料が充填されているのを見たことはありませんか?これがコーキング(シーリング)です。築10年以上の住宅にお住まいの方なら、このコーキングにひび割れや剥がれを発見して不安を感じているかもしれません。


「このまま放置して大丈夫なのか」「打ち替えが必要と言われたけど費用はいくらかかるのか」「業者に頼むべきか、自分でできるのか」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

そこで本記事では、コーキング打ち替えの基礎知識から費用相場、業者選びのポイントまで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。


コーキング打ち替えとは?基礎知識を解説

 

まずはコーキング打ち替えについて、基礎から理解していきましょう。専門用語も多い分野ですが、ひとつひとつ丁寧に説明していきます。


コーキング(シーリング)の役割と重要性


コーキングとは、建物の外壁材と外壁材の継ぎ目(目地)や、窓枠と外壁の隙間などに充填されるゴム状の材料のことです。シーリングとも呼ばれ、どちらも同じものを指します。


このコーキングには、大きく分けて3つの重要な役割があります。


1つ目は防水性の確保です。外壁材の継ぎ目から雨水が侵入するのを防ぎ、建物内部を守ります。2つ目が気密性の維持。隙間を埋めることで冷暖房効率を保ち、快適な室内環境を維持します。3つ目は外壁材の保護です。建物の揺れや温度変化による伸縮を吸収し、外壁材の破損を防ぎます。


特にサイディング外壁の住宅では、コーキングなしでは外壁材同士の継ぎ目が開いたままになってしまうため、コーキングは建物を守る生命線とも言えるでしょう。


「打ち替え」と「打ち増し」の違い

 

コーキング工事には「打ち替え」と「打ち増し」という2つの方法があります。この違いを理解することが、適切なメンテナンスの第一歩です。


打ち替えとは、既存のコーキング材を完全に撤去してから新しいコーキング材を充填する方法です。古いコーキングをカッターなどで切り取り、目地を綺麗にしてから新規に充填するため、最も確実で耐久性の高い施工方法といえます。


一方、打ち増しとは、既存のコーキング材の上から新しいコーキング材を重ねて充填する方法です。撤去作業がない分、工期が短く費用も抑えられますが、古いコーキングの劣化が進んでいる場合は十分な効果が得られない可能性があります。


どちらを選ぶべきかの判断基準は、既存のコーキングの劣化具合です。ひび割れや剥がれが広範囲に及んでいる場合や、築年数が長く一度も打ち替えをしていない場合は、打ち替えを選択するのが賢明です。


逆に、軽微な劣化で予算を抑えたい場合には打ち増しも選択肢となりますが、長期的な視点では打ち替えの方がコストパフォーマンスに優れています。


コーキング打ち替えが必要になる劣化症状とタイミング 


コーキング打ち替えが必要になる劣化症状とタイミング

ここからは、どのような症状が出たらコーキング打ち替えを検討すべきか、具体的な劣化のサインと適切なタイミングについて解説します。


コーキングの劣化のサイン


コーキングの劣化は、いくつかのサインとして現れます。以下の症状が見られたら、早めの対処を検討しましょう。


最も多い症状がひび割れ(クラック)です。コーキング表面に細かい亀裂が入り、進行すると大きな裂け目になります。この状態では防水性能が著しく低下しています。


次に剥がれや破断です。コーキングが外壁材から剥がれて隙間ができたり、完全に切れてしまったりする状態で、この段階では雨水が内部に侵入するリスクが高くなります。


痩せや硬化も要注意です。コーキングが縮んで目地の奥に引っ込んでしまったり、触るとカチカチに硬くなっていたりする場合、柔軟性が失われており、本来の役割を果たせなくなっています。


これらの症状は、軽度から重度まで段階があります。ひび割れの初期段階であれば急を要しませんが、剥がれや破断が見られる場合は早急な対処が必要でしょう。


コーキング打ち替えの適切なタイミングと耐用年数


コーキング材の一般的な耐用年数は5年から10年程度とされています。ただし、これは使用する材料の種類や施工品質、建物の立地条件によって大きく変わります。


新築住宅の場合、築7年から10年を目安にコーキングの状態をチェックすることをおすすめします。この時期になると、多くの住宅で何らかの劣化症状が現れ始めます。


コーキング打ち替えの費用相場と内訳

 

多くの方が最も気になるのが費用面でしょう。ここでは費用相場と、費用を左右する要因について解説します。


戸建て住宅の一般的な費用相場


コーキング打ち替えの費用は、基本的に施工する長さ(メートル)で計算されます。


打ち替えの場合、1メートルあたり900円から1,500円が相場です。この価格には材料費と施工費(人件費)が含まれています。一方、打ち増しの場合は1メートルあたり500円から900円程度となります。


一般的な戸建て住宅(延床面積30坪程度)の場合、コーキングの総延長は約150メートルから200メートルになることが多く、打ち替え工事全体で15万円から30万円程度が目安となるでしょう。


ただし、この金額はコーキング工事のみの費用です。2階建て以上の住宅で高所作業が必要な場合、足場の設置費用が別途かかります。足場代は建物の規模によりますが、一般的な戸建てで15万円から25万円程度が相場です。


費用が変動する要因


同じ打ち替え工事でも、いくつかの要因によって費用は大きく変動します。


住宅の規模


まず住宅の規模と階数です。延床面積が広いほど、また階数が多いほど施工箇所が増えるため費用は高くなります。3階建てや複雑な形状の建物では、作業の難易度も上がります。


コーキング材の種類


次に使用するコーキング材の種類とグレードです。コーキング材にはいくつかの種類があり、高耐久のものほど材料費が高くなります。ただし、安価な材料を選ぶと早期に劣化してしまい、かえって総コストが高くつく可能性もあります。


劣化の状態

 

劣化の進行度も費用に影響します。コーキングが完全に破断していたり、下地の補修が必要だったりする場合、通常より手間がかかるため費用が上がります。


施工箇所

 

施工箇所によっても単価が変わることがあります。窓周りやベランダなど、細かい作業が必要な箇所は単価が高めに設定されることもあります。


見積もりで確認すべきポイント


コーキング打ち替えを依頼する際、見積もりの内容をしっかり確認することが大切です。


まず単価だけでなく総額を確認しましょう。1メートルあたりの単価が安くても、施工距離の計測が甘く総額が高くなるケースもあります。


使用するコーキング材の種類とメーカーが明記されているかも重要です。「一般的なコーキング材」といった曖昧な表記ではなく、具体的な商品名が記載されているかチェックしてください。


既存コーキングの撤去費用が含まれているかも確認が必要です。打ち替えの場合、撤去作業は必須ですが、見積もりに含まれていない業者もあります。


プライマー処理の有無も見逃せません。プライマーとは下塗り材のことで、コーキング材の密着性を高める重要な工程です。これを省略すると早期に剥がれる原因となります。


DIYでコーキング打ち替えは可能? 


DIYでコーキング打ち替えは可能?

費用を抑えるために自分で作業したいと考える方もいるでしょう。ここではDIYの可能性とリスク、プロに依頼すべきケースについて説明します。


DIYでできる範囲とリスク

 

ごく小規模な補修であればDIYも可能です。例えば、1階の窓周りの数カ所にひび割れが見られる程度なら、ホームセンターで材料を購入して自分で補修することもできるでしょう。


必要な道具は、カッター、コーキングガン、ヘラ、マスキングテープ、プライマー、そしてコーキング材本体です。これらを揃えても1万円から2万円程度で済みます。


しかし、DIYにはリスクがあることを理解しておく必要があります。


最も多い失敗が、既存コーキングの撤去が不十分なことです。古いコーキングが残っていると新しいコーキング材が密着せず、すぐに剥がれてしまいます。


また、プライマー処理を省略したり、塗り方が不適切だったりすると、やはり早期剥離の原因となります。


素人施工で怖いのは、一見うまくいったように見えても実は内部に問題があり、数カ月後や1年後に剥がれや雨漏りが発生するケースです。結局プロに頼み直すことになり、余計な出費になってしまうこともあります。


プロに依頼すべきケースと判断基準


以下のようなケースでは、必ずプロに依頼することをおすすめします。


まず2階以上の高所作業が必要な場合です。脚立やはしごでの作業は転落の危険性が高く、大きな事故につながる可能性があります。安全面を考えれば、プロに任せるべきでしょう。


劣化が広範囲に及んでいる場合もプロに依頼すべきです。外壁全体のコーキングを打ち替える作業は、技術と経験が必要な大掛かりな工事となります。


プロに依頼するメリットは、品質の高さ、保証の有無、そして安全性です。多少費用はかかりますが、長期的に見れば安心して住み続けられる住まいを維持できるという大きな価値があります。


コーキング材の種類と選び方


コーキング材にはいくつかの種類があり、それぞれ特性が異なります。適切な材料を選ぶことが、打ち替え工事の成否を分けます。


主なコーキング材の種類と特徴


住宅で使われる主なコーキング材は4種類あります。以下で、どんなものがあるか見ていきましょう。


シリコン系


シリコン系は最も耐久性が高く、水回りによく使われます。ただし、上から塗装ができないという大きなデメリットがあるため、外壁には不向きです。


変成シリコン系


変成シリコン系はシリコン系の耐久性を保ちながら塗装も可能という、外壁用コーキングに最適な材料です。現在、サイディング外壁の打ち替えでは最も多く使用されています。


ウレタン系


ウレタン系は密着性に優れていますが、紫外線に弱いという欠点があります。そのため、施工後に上から塗装する必要があります。外壁塗装と同時に施工する場合によく選ばれます。


アクリル系


アクリル系は最も安価な材料ではあるものの、耐久性が低く、現在ではあまり使用されなくなっています。


失敗しないコーキング打ち替え業者の選び方


失敗しないコーキング打ち替え業者の選び

適切な業者選びは、工事の成否を大きく左右します。ここでは信頼できる業者を見極めるためのポイントや注意点などを解説します。


優良業者を見極めるチェックポイント


業者選びをする際は、以下のチェックポイントを意識するようにしましょう。


施工実績と経験年数


1つ目は施工実績と経験年数です。長年営業している業者は、それだけ信頼されている証拠です。ホームページなどで過去の施工事例を確認しましょう。


現地調査と詳細見積もり


現地調査と詳細見積もりの有無も重要です。写真だけで見積もりを出したり、ざっくりとした金額しか提示しなかったりする業者は避けるべきでしょう。


コーキング材の明示


コーキング材を明示している業者は信頼できます。メーカー名や商品名まで明確に記載してくれていれば、安心して任せられます。


保証内容


施工保証の内容と期間もチェックしましょう。工事後の不具合に対する保証があるか、何年保証かの確認を忘れないでください。


口コミ・評判


最後が口コミと評判です。インターネット上の口コミや、実際に依頼した知人からの評判は、依頼するうえでの参考になります。


悪質業者の見分け方と注意点


残念ながら、悪質な業者も存在します。まず極端に安い見積もりを提示する業者は要注意です。適正価格より大幅に安い場合、手抜き工事や追加請求の可能性があります。


また、訪問営業で契約を強要する業者も避けるべきでしょう。「今すぐ工事しないと大変なことになる」などと不安を煽る手法はよくある手口です。じっくり検討する時間を与えないのは、冷静な判断をさせないという狙いがあります。


見積もりが曖昧で大雑把な業者も信頼できません。「一式」という表記が多く、詳細が分からない見積もりは後でトラブルになる可能性があります。


相見積もりのポイント


業者を選ぶ際は、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。


比較すべき項目は、総額だけでなく、使用材料、施工範囲、工期、保証内容などです。単純に安い業者を選ぶのではなく、内容を総合的に判断しましょう。


価格だけで選ばない理由は、安かろう悪かろうになってしまうリスクがあるためです。適正な価格で質の高い工事をしてくれる業者を見極めることが大切です。


コーキング打ち替えで住まいの寿命を延ばそう


コーキング打ち替えは、建物を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスです。


コーキングの劣化を放置すると、雨漏りや構造材の腐食といった深刻な問題につながる可能性があります。ひび割れや剥がれなどの劣化症状を見つけたら、早めに対処することが重要です。


費用相場は一般的な戸建て住宅で15万円から30万円程度、足場代を含めると30万円から55万円程度となります。


業者選びは工事の質を大きく左右します。施工実績、保証内容、使用材料などをしっかり確認し、相見積もりを取って比較検討しましょう。安さだけで選ぶのではなく、信頼できる業者に依頼することが成功のポイントです。


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