top of page

ホーム

選ばれる理由

この症状
​大丈夫?

施工事例

​外壁ブログ

会社概要

受付時間:9:00-17:30

外壁のひび割れを補修するには?基礎知識や応急処置の方法、業者依頼の判断基準を解説

  • 執筆者の写真: できるくん ホームページ
    できるくん ホームページ
  • 10月20日
  • 読了時間: 13分

自宅の外壁にひび割れを見つけて、不安な気持ちになっていませんか。小さなひび割れだから大丈夫だろうと思っていても、実は建物の内部に深刻なダメージを与えている可能性があります。


一方で、すべてのひび割れが緊急を要するわけではなく、自分で補修できるものもあれば、専門業者に依頼すべきものもあります。


そこでこの記事では、外壁のひび割れの種類と危険度の見分け方、自分でできる応急処置の方法、業者に依頼すべきタイミングまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。


外壁のひび割れ、放置すると危険?まず確認すべきこと


外壁にひび割れを発見したら、まずはその状態を正確に把握することが重要です。


ひび割れには様々な種類があり、それぞれ原因や緊急度が異なります。ここでは、ひび割れが発生する原因と、危険度を見分けるポイントについて詳しく説明します。


外壁にひび割れができる主な原因

外壁のひび割れは、いくつかの原因によって発生します。


最も多いのが経年劣化です。建物は年月が経つにつれて、紫外線や雨風にさらされ続けることで塗膜が劣化し、ひび割れが生じます。


特に日本の気候は四季の温度差が大きいため、外壁材が膨張と収縮を繰り返し、その結果としてひび割れが起こりやすくなります。


地震や地盤沈下も原因の1つです。日本は地震大国であり、大きな揺れだけでなく、日常的に発生する小さな揺れの積み重ねも建物にダメージを与えます。


また、地盤が軟弱な土地では、建物が少しずつ沈下することで外壁に負荷がかかり、ひび割れが発生することがあります。


寒冷地では凍害も無視できません。外壁内部に浸入した水分が凍結と融解を繰り返すことで、徐々に外壁材が破壊されていきます。


ひび割れの種類と危険度の見分け方

外壁のひび割れは、その幅によって大きく2種類に分類されます。


まず、幅0.3ミリメートル以下の細いひび割れをヘアークラックと呼びます。これは髪の毛のように細いひび割れで、主に塗装の表面だけに発生しているものです。すぐに建物の構造に影響を与える心配は少ないですが、放置すると徐々に広がる可能性があります。


一方、幅0.3ミリメートル以上のひび割れは構造クラックと呼ばれ、注意が必要です。このレベルのひび割れは、外壁材の内部にまで達している可能性が高く、雨水が浸入するリスクがあります。


雨水が建物内部に入り込むと、木材の腐食やカビの発生、さらにはシロアリ被害につながる恐れがあります。


ひび割れの幅を測るには、クラックスケールという専用の道具を使うと正確ですが、手元にない場合は、名刺(約0.3ミリメートル)などを目安にすると良いでしょう。


名刺がひび割れに入るようであれば、構造クラックの可能性があります。


また、ひび割れの方向も重要です。縦方向のひび割れは比較的軽微なことが多いですが、横方向や斜め方向のひび割れは構造的な問題を示唆していることがあります。


複数のひび割れが網目状に広がっている場合も、深刻な劣化のサインです。


放置した場合のリスクとコスト

小さなひび割れでも放置すると、様々な問題を引き起こします。


最も深刻なのが雨水の浸入です。ひび割れから侵入した雨水は、外壁材の内部や断熱材を濡らし、建物の構造部分にまで到達します。


木造住宅の場合、柱や梁といった重要な構造材が腐食すると、建物の耐震性能が大きく低下します。


また、湿気によってシロアリが発生しやすい環境となり、さらに被害が拡大する悪循環に陥ります。


断熱性能の低下も見逃せません。外壁や断熱材が湿気を含むと、本来の断熱効果が失われ、冷暖房の効率が悪化します。その結果、光熱費が増加し、居住環境も快適さを失います。


費用面でも、早期対応と放置後では大きな差が生まれます。初期段階のヘアークラックであれば、数万円程度の部分補修で済むケースが多いです。


しかし、構造クラックまで進行し、さらに内部まで被害が及んでしまうと、外壁全体の張り替えや構造材の補修が必要となり、数百万円単位の費用がかかることもあります。


定期的な点検と早めの対処が、結果的に最もコストを抑える方法だといえます。


自分でできる外壁ひび割れの補修方法

自分でできる外壁ひび割れの補修方法

軽微なひび割れであれば、ホームセンターで入手できる材料を使って、自分で補修することも可能です。


ただし、適切な判断と正しい手順を守ることが重要です。ここでは、DIY補修が可能なひび割れの条件と、具体的な補修方法について解説します。


DIY補修が可能なひび割れの条件

自分で補修できるのは、基本的に幅0.3ミリメートル以下のヘアークラックに限られます。


このレベルであれば、塗装の表面だけのひび割れであることが多く、専門的な技術がなくても対応可能です。また、ひび割れの長さが短く、数が少ない場合もDIY補修に適しています。


一方、以下のような場合は専門業者に依頼することをおすすめします。


幅0.3ミリメートル以上の構造クラック、建物の角や窓周りなど構造的に重要な部分のひび割れ、複数箇所に広範囲に発生しているひび割れ、すでに雨染みやカビが発生している場合などです。


DIY補修はあくまでも応急処置であり、根本的な解決にはならないケースもあります。補修後も定期的に状態を確認し、再発や拡大が見られる場合は、早めに専門家に相談しましょう。


必要な道具と材料

ホームセンターで揃えられる補修用品は、主に以下のものです。


ひび割れ補修用のチューブ式充填材は、細いひび割れに直接注入できるタイプが便利です。価格は500円から2000円程度で購入できます。


外壁用のシーリング材は、やや幅の広いひび割れに適しています。色も白、グレー、ベージュなど複数あるため、外壁の色に近いものを選びましょう。


プライマーは下地処理材で、補修材の接着力を高めるために使用します。その他、マスキングテープ、ヘラ、ワイヤーブラシ、雑巾なども必要です。


全体で3000円から1万円程度で道具と材料が揃います。


DIY補修の手順

まず、ひび割れ部分とその周辺をワイヤーブラシで清掃します。ほこりや汚れ、剥がれかけた塗装片などをしっかり取り除くことが、補修材の密着性を高めるポイントです。清掃後は、濡れた雑巾で拭き取り、完全に乾燥させます。


次に、ひび割れの周囲にマスキングテープを貼ります。これにより、補修材が余計な部分に付着するのを防ぎ、仕上がりがきれいになります。


その後は、プライマーをひび割れ部分に塗布し、指定の乾燥時間を待ちます。この工程を省略すると、補修材が剥がれやすくなるため、必ず行いましょう。


プライマーが乾燥したら、補修材をひび割れに注入します。チューブ式の場合は、先端をひび割れに当てて、ゆっくり押し出すように充填し、シーリング材を使う場合は、コーキングガンで押し出しながら、均一に充填していきます。


充填後、ヘラや指で表面を平らにならします。この時、ひび割れ部分だけでなく、周辺ともなじませるように整えると、目立ちにくくなります。


補修材が完全に乾燥する前に、マスキングテープを剥がし、最後に、補修材が固まったら、外壁の色に合わせて塗装します。塗装することで、補修跡が目立たなくなり、紫外線からの保護効果も得られます。


DIY補修の注意点

DIY補修で最も多い失敗は、下地処理の不足です。汚れや古い塗膜が残っていると、せっかく補修してもすぐに剥がれてしまいます。面倒でも、清掃と下地処理には十分な時間をかけましょう。


また、補修作業は必ず晴天の日に行います。雨天時や湿度の高い日は、補修材が十分に乾燥せず、本来の性能が発揮されません。


補修材を一度に厚く塗りすぎないことも大切です。乾燥に時間がかかり、表面だけ固まって内部が柔らかいままになると、すぐにひび割れが再発。薄く何層かに分けて塗り重ねる方が、確実に定着します。


業者に依頼すべき外壁ひび割れの判断基準

DIYでは対応しきれないひび割れや、建物の構造に関わる可能性のあるひび割れについては、専門業者に依頼する必要があります。


ここでは、プロの補修が必要なケースと、業者が行う補修方法について説明します。


プロの補修が必要なケース

幅0.3ミリメートル以上の構造クラックは、必ず専門業者に診てもらいましょう。このレベルのひび割れは、表面だけでなく外壁材の内部まで達している可能性が高く、単純な充填では不十分です。


複数箇所にひび割れが発生している場合も、建物全体の劣化が進んでいるサインです。一箇所ずつDIYで補修するよりも、外壁全体の診断と包括的な補修を検討した方が、長期的には安心でしょう。


建物内部に雨染みやカビが発生しているのは、緊急性が高い状態です。すでに水分が内部に侵入しており、見えない部分で腐食が進行している可能性があります。早急に専門業者による調査と補修が必要です。


また、築10年以上が経過しており、外壁塗装の時期も近づいているなら、ひび割れ補修と塗装を同時に行うことをおすすめします。別々に行うよりも、足場代などのコストを抑えられ、効率的です。


専門業者による補修方法の種類

専門業者が行う補修方法には、いくつかの種類があります。


Uカットシーリング工法は、深いひび割れに対して有効な方法です。ひび割れに沿ってU字型に溝を切り、そこにシーリング材を充填することで、確実にひび割れを塞ぎます。この方法は、再発しにくく耐久性が高いのが特徴です。


エポキシ樹脂注入工法は、構造的な強度が必要な場合に用いられます。ひび割れ部分にエポキシ樹脂を注入することで、外壁材同士を接着し、強度を回復させます。構造クラックや、建物の重要な部分のひび割れに適しています。


業者依頼時の費用相場と工期

ひび割れ補修のみを依頼する場合、範囲や方法にもよりますが、3万円から15万円程度が相場です。


補修箇所が少なく、簡易な方法で済めば低価格帯、複数箇所や構造的な補修が必要な場合は高価格帯になります。


工期については、ひび割れ補修のみであれば1日から3日程度で完了することが多いです。


外壁補修業者の選び方

外壁補修業者の選び方

外壁補修を依頼する際、どの業者を選ぶかは非常に重要です。信頼できる業者を見極めるポイントと、悪質業者を避けるための注意点について見ていきましょう。


信頼できる業者の見極め方

まず確認したいのが、業者が持っている資格や許可です。建設業許可を持っているか、塗装技能士などの国家資格を持った職人がいるかを確認しましょう。これらの資格は、一定の技術力と信頼性の証明になります。


施工実績も重要な判断材料です。ホームページや資料で、過去の施工事例を確認し、自分の家と似たような工事の経験があるかチェックしましょう。


口コミや評判も参考になります。インターネットでの評価だけでなく、可能であれば近所の人や知人から実際に工事を依頼した感想を聞いてみるのも良いでしょう。


自社施工かどうかも確認ポイントです。自社で職人を抱えている業者は、品質管理がしやすく、アフターフォローも迅速です。下請け業者に丸投げする形態だと、中間マージンが発生し、費用が高くなる傾向があります。


相見積もりで比較すべきポイント

複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格や各社の特徴を比較できます。


見積書では、まず項目が具体的に記載されているかを確認します。外壁補修一式ではなく、ひび割れ補修箇所、使用材料の種類、下地処理の方法など、詳細が書かれているかチェックしましょう。


使用する塗料や補修材のメーカー名、製品名が明記されているかも重要です。一般的な塗料か、高耐久塗料か、それによって価格も耐用年数も大きく変わります。


保証内容も業者によって差があります。何年保証か、どこまでが保証範囲か、保証書が発行されるかなど、詳しく比較しましょう。


価格だけで判断せず、総合的に検討することが大切です。


極端に安い見積もりを出す業者は、手抜き工事や後から追加費用を請求するケースもあるため、注意が必要です。


外壁のひび割れを予防する日常メンテナンス

外壁のひび割れを予防する日常メンテナンス

ひび割れが発生してから対処するよりも、日頃から予防を心がけることで、建物をより長持ちさせられます。定期的な点検と適切なメンテナンスで、大きなトラブルを未然に防ぎましょう。


定期点検のチェックポイント

最低でも年1回、できれば年に2回、外壁の状態をチェックする習慣をつけましょう。特に台風シーズン前と冬の到来前に確認することで、悪天候による被害を最小限に抑えられます。


点検では、まずひび割れの有無を確認します。建物を一周しながら、目視で外壁全体を観察しましょう。特に注意すべき箇所は、窓やドアの周囲、建物の角、配管が貫通している部分などです。これらは構造的に負荷がかかりやすく、ひび割れが発生しやすい場所です。


外壁の色あせや塗膜の剥がれも確認します。手で触って白い粉が付くチョーキング現象は、塗装の劣化が進んでいるサインです。カビやコケの発生も見逃せません。日当たりの悪い北側の外壁は、特に注意が必要です。


点検時には、写真を撮って記録に残しておくと、経年変化を把握しやすくなります。日付と撮影場所をメモしておけば、業者に相談する際にも役立ちます。


外壁を長持ちさせる塗装メンテナンス

外壁塗装の塗り替え時期は、一般的に10年から15年が目安とされています。


ただし、使用されている塗料の種類や、住宅の立地条件によって前後します。海沿いや交通量の多い道路沿いの住宅は、塩害や排気ガスの影響で劣化が早まることがあります。


塗料にはグレードがあり、耐用年数も価格も異なります。アクリル塗料は5年から7年程度、ウレタン塗料は8年から10年程度、シリコン塗料は10年から15年程度、フッ素塗料は15年から20年程度が目安です。


初期費用は高くても、長期的に考えれば高耐久塗料の方が塗り替え回数が減り、結果的に経済的な場合もあります。


防水性能を維持することも重要です。外壁塗装は見た目を美しく保つだけでなく、雨水から建物を守る役割を果たしています。塗膜が劣化すると防水性能も低下するため、適切な時期に塗り替えることが、建物の寿命を延ばすことにつながります。


ひび割れが起きやすい季節と対策

梅雨や台風シーズンは、外壁にとって過酷な時期です。長雨により外壁が常に湿った状態になると、ひび割れ部分から水分が侵入しやすくなります。台風の後は、強風で飛来物が外壁に衝突してダメージを受けることもあるため、必ず点検を行いましょう。


冬季は凍害に注意が必要です。寒冷地では、外壁内部の水分が凍結と融解を繰り返すことで、ひび割れが発生しやすくなります。軒の出を長くして雨水の浸入を防ぐ、防水性の高い塗料を選ぶなどの対策が有効です。


地震の後も点検を忘れずに行いましょう。大きな揺れでなくても、繰り返す余震によって外壁にひび割れが生じることがあります。特に建物の角や開口部周辺は、構造的に弱い部分なので重点的にチェックします。


早期の発見と対処で、外壁のひび割れを防ごう

外壁のひび割れには、早期発見と適切な対処が何より大切です。幅0.3ミリメートル以下のヘアークラックであれば、ホームセンターの材料を使ってDIY補修も可能ですが、それ以上の構造クラックや複数箇所に広がるひび割れは、専門業者に依頼しましょう。


放置すると雨水の浸入や建物の劣化を招き、結果的に修繕費用が膨らんでしまいます。


外壁の状態が気になる方や、ひび割れを発見された方は、まず専門家による診断を受けることをおすすめします。


中でも山口塗装建業は、外壁補修のスペシャリストです。経験豊富なスタッフが、お住まいの状態を丁寧に確認し、最適な補修方法をご提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。


<参考記事>

コメント


CONTACT

お問合せ

塗装やリフォームに関するお悩みがあれば、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!

8:00~18:00
アフタサービスは24時間受付中

bottom of page